まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

山本町~財田界隈

大興寺を出るすぐ山本町河内です。ここは広い田園風景が広がる好きな場所で、ブログにも良く登場する所です。
その一角にある小さな花畑。時期によって、ひまわりやソバの花等見ることが出来ます。
DSC00830 (600x389)


1分程で写真を撮り終え、左に見える道路を真っ直ぐ走り、〇印辺りを左折、低い山を回り込み財田に向かいました。
この道を真っ直ぐ進み、山道を何処までも行くと雲辺寺に行けるようです。以前挑戦しましたが失敗しました。DSC00833 (600x399)


山本町河内から小さな峠を越え下って行けば財田に出ます。あれ~、どこかで見たようなお堂・・・。
DSC00834 (600x399)


そです。11月1日、 「好きな風景」 で紹介しましたあのお堂と大きな木(クロガネモチ)です。
夕立に遭った旅の僧が雨宿りをしていた・・・・以前UPしたあの謡曲めいた空想話をしたお堂です。
DSC08107 (600x450)


いつ見ても≪物語性≫が感じられ、心惹かれるお堂と大木です。
この日は初めて車を止めて傍まで行ってみました。
お堂の裏に回ると、更に小さな小屋があり、何とその穴から大きな木が空高く伸びていました。
DSC00836 (472x600)


屋根まで伸びて来た木のために小屋の屋根に穴を開けたのだろうか、
元々育っていた木を傷めずに穴をあけて小屋を建てたのだろうか・・・。何と豊かな心、思いやり・・・。
床下から伸びてきた竹のため床板を外し、屋根に穴を開けた良寛の逸話(下記参照)を思い出しました。
DSC00838 (600x450)


小屋の中には小さな祠があり、中にお地蔵さんが祀られていました。よく見ると・・・目がありません。
何か謂れでもあるのだろうかと気になりましたが、辺りに集落の人は見当たらず聞く事が出来ませんでした。
DSC00840 (600x399)


この大きな木はきっと切り倒されなかったお礼に、小屋の傘となり、時には吹きつける冬の強い風からお堂を守り、
夏には、照りつける強い日差しからお地蔵さんや道行く人たちを涼しくしたのだろう・・・。
DSC00839 (399x600)


そんな心地よい想像を巡らせながら県境(徳島⇔香川)の猪ノ鼻トンネル近くにある≪財田・道の駅≫に向かいました。
≪道の駅≫に行くのは、生産者が朝に収穫した野菜と果物を売る直売所があるからです。
この日も美味しい葉物野菜と柿を沢山買って帰りました。
※  写真は21日に財田の≪道の駅≫へ行った時のものです。
R0013832 (600x400)


遠方に見えるのはJR財田駅近くの「宝光寺」の五重塔です。紅葉の綺麗なお寺で、後日UPする予定です。
 写真は、JR黒川駅~讃岐財田駅へ抜ける街道です。十日ほど前に通った時、看板は気がつきませんでした。
R0013834 (600x430)
こんな看板を見ると心が痛みます。・・・僕も捨てられないようにしなければ・・・。www
先日、嫁さんは愛犬“茶華”を連れて横須賀に帰って行きました・・・。さ~、自由だぞ~! (バシッ!もう、それかい!)  


まだまだ続きますが、今日はここまでです。
それでは、また。
**************************************************
■ 良寛の逸話  「竹の子のために便所を焼く・床板をはがす」話
五合庵におられた時のことである。竹の子が便所の中に生え、屋根の伸び先を邪魔されていた。
和尚は、蝋燭をともして屋根を焼き、竹の子が通るだけの穴を開けようとした。その火が延焼して、
便所ごと焼けてしまった。 ある年、庵の床下に竹の子が生えた。和尚は床板をはがしてその成長を助けた。
そして、竹の子が大きくなり、屋根を破っても気にかけることもなく、その下で座禅をし、 寝起きしていた。
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  1. 2013/12/01(日) 00:00:16|
  2. お出かけ
  3. | コメント:10
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コメント

 寒くなってきましたが、そちらはいかがですか。
 お堂と大木は、こんなになっていたのですね。以前、写真を見たときには、単にお堂の後ろに大木がはえているだけかと思いました。ところが、大木は、小屋からはえていたのですね。だんだん育って、幹が太くなるにしたがって、その穴も大きくしてきたのでしょうか。
  1. 2013/12/01(日) 22:41:41 |
  2. URL |
  3. ラムダ #-
  4. [ 編集 ]

ラムダさん
すっかり寒くなりました。
皆さん冬支度ですが、僕はそろそろ帰り支度です。www
このお堂と大木、存在感があるでしょ。
木は「クロガネモチ」で、今、赤い実を沢山つけていますから町を歩いていても見つかるかもしれません。
どうしても気になって今回は車を止めて傍まで見に行きました。
そうしたら、裏の小屋の屋根からにょっきり・・。
とっさに≪良寛さん≫を思い出しました。
こんなに優しく豊かな心を持って何事にも接したいなあと思いました。
木が成長するのに合わせて何回か穴を開け直したのでしょうねえ。
  1. 2013/12/01(日) 23:43:41 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは

屋根に穴が・・・!すごいですね!
この木が とても大切にされていることを感じさせてくれるいい写真です
近くに寄って 初めてこういう風になっていることに気づいたんですね
遠くから見ているだけじゃわからないことって結構ありますよね
良寛さんの話も 興味深かったですよ
いい話でした ありがとうございます^^ 
  1. 2013/12/02(月) 01:01:25 |
  2. URL |
  3. ユウスケ #ZvWJaGwQ
  4. [ 編集 ]

ユウスケさん
おはようございます。
屋根に穴が・・・最初見た時、「こんな事って実際にあるんだ」と驚きでした。
それが感動に変わり、この町が又好きになりました。
同時に良寛が岩室の田んぼの中に立つ歌を思い出しました。
良寛の歌は次回に紹介させて貰いました。
来春、元気に戻ってきたら、何度となくこの道を走ると思いますが
その度にうれしく豊かな心になれそうです。

  1. 2013/12/02(月) 09:30:08 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは。

良寛さんの五合庵ご存じでしたか。
五合庵にもう竹は生えていませんが、山の中にひっそり建物は今でも残っています。
この大木も、人々に愛されて育っているのでしょうね。
それにしてもこの時期コスモスの花とは羨ましいですね。
  1. 2013/12/02(月) 09:58:39 |
  2. URL |
  3. masa #-
  4. [ 編集 ]

良寛さんは屋根に穴を開ける時、きっとヤケクソだったんでしょうねぇ~・・・
だから便所を焼いちゃったんでしょう・・・
  1. 2013/12/02(月) 11:38:36 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

北さんが若くいられるのは(決して外見ではありません、内面です)常に驚きや発見を失う事亡く、
豊かな想像力をじっくり抱き続けるところにあります。
道ばたのお堂を見ても、大木を見ても、そこに北さん流の物語が発生します。
実におもしろい。
そこのお堂のおじどう様の目が、なぜないか、又、来春粟島に戻ったとき、きかせてくざさい。
  1. 2013/12/02(月) 13:52:36 |
  2. URL |
  3. ふうちゃん #-
  4. [ 編集 ]

masa さん
学生時代の、良寛の足跡を辿ろうと母の里(羽生田・田上)に行った折、
良寛の研究家を紹介され、その方に出雲崎や
国上山の国上寺、五合庵、乙子神社等あちこち案内して頂きました。
(50年ほど前の話で、記憶もマダラになって来ましたが、www)
五合庵は杉木立に囲まれていて想像していたよりきれいに保存されていました。
逆に乙子神社は草叢の中に埋もれていたような記憶があります。
この小さな境内で子ども達と手まりをして遊んでいたのかと眺めていたことを思い出します。

この田畑の中に立つ大きな木は、
やはり良寛縁の≪岩室の一本松≫を彷彿とさせます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多写楽さん
温国讃岐も寒くなりましたね。

良寛さんは小屋を焼いてしまった後、
くそ~!と舌打ちしたかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふうちゃん
寒くなりました。
島は人影もめっきり少なくなり淋しくなりました。
気だけは若く保とうと頑張って来ましたが、
最近はコタツの中で背を丸めている時が多くなりました。
今までは、少しの事で休んでいる自分が許せず、
何かごそごそ動き回っていましたが、
今は疲れた時は素直に休むことにしたのです。www、

お地蔵さんの話、やはり気になりますか。
どうしても知りたいので山本町の青年に問い合わせ中です。
  1. 2013/12/02(月) 15:26:31 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは~♪

これは、凄い木ですね!屋根を突き破って。。。。
そんな訳ないですよね!誰かが木のためにでしょうね。
でも、雨漏りはしてるでしょうか?!
お地蔵様大丈夫ですか?!びしょ濡れでは・・・(笑)
  1. 2013/12/02(月) 19:27:13 |
  2. URL |
  3. ken #-
  4. [ 編集 ]

Kenさん
大きな木(クロガネモチ)です。
小屋の屋根の穴も大きかったですよ。
でも屋根も大分傷んでいましたから雨は漏ると思います。
お地蔵さんは小さな石の祠の中ですから大丈夫です。

今日の日中は暖かでしたね。
絨毯を干し、ワックスがけをし、帰りの支度がはかどりました。
  1. 2013/12/03(火) 00:07:25 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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