まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

記念艦「みかさ」 4

記念艦「みかさ」の最終回です。
今回は、高官の私室、公室等の紹介して下船します。
DSC02735 (600x399)


こちら、広い士官公室です。
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中央に大きなテーブルが置かれていました。ここで会議がされていたのでしょうか。
食堂も兼ねていたのかもしれません。
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「三笠艦長」の公室です。 ※東郷元帥は艦隊の総司令長官で、艦長(所謂船長)ではありません。
因みに、日露戦争時連合艦隊旗艦「三笠」の艦長を務めたのは、伊地知(いちじ) 彦次郎大佐でした。
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この屏風は、大正初期の11代艦長「久保来復(きまた)」少将の遺品です。
久保来復少将は秋山真之と同期の17期生で(大正3年12月~同5年1月) 海軍大佐として「三笠」の艦長を務めました。
この屏風は、彼が退官の祭に作成されたもので、彼の勤務した部隊のペンネント(兵用軍帽の前章)32枚が飾られています。
尚、右上の書は東郷平八郎の揮毫(きごう)、左上は久保来復少将の経歴です。
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ちょっと失礼して、プライべートルームを覗いてみました。
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こちらは参謀長公室です。
DSC02715 (600x399)


これら高官たちの部屋は全て隣り合わせで、廊下やドア一つでつながっていました。
どの社会に於いても、報告・連絡・相談(報連相・ほうれんそう)の連携は組織の命綱ですね。
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こちら、伊地知艦長室の隣にあるのが東郷司令長官の公室です。
天井の≪採光窓≫は、上甲板に取り付けられたボックス型の窓(鉄板の四角い蓋つき窓)です。
採光窓の設計やカーテンのアイディアはなかなかのものだと思いました。
向こうに見える機関砲がなければ、とても軍艦とは思えない内装です。
DSC02731 (600x399)



45mm単装機関砲は右舷、左舷双方に据え付けられています。
長官室には東郷元帥の遺髪が祀られていました。
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東郷司令長官の寝室(私室)です。
前部のドアは浴室兼厠、後部のドアは長官公室に通じています。
DSC02719 (600x399)


閉館時刻も迫って来たので、お大急ぎで司令長官専用の階段を上り後部艦橋を見学し下船しました。
黄色で囲っているのは、後部主砲40口径30センチ(12インチ)砲2門です。
DSC02737 (522x600)


「三笠」の特徴でもある艦尾に設えた廻廊のような「スタンウォーク」です。
「スタンウォーク」は司令長官室の両サイドのドアから出入り出来るよう造られています。
DSC02751 (450x600) (2)


特徴と言えば、こちらの二本煙突も一目で「三笠」と分かりますね。
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外に突き出た所が「スタンウオーク」で、黄色で囲っているのが司令長官室から出入りするドアです。
「三笠」最後部のこの部屋が司令長官の部屋です。
DSC02754 (600x482)
軍艦旗(十六条旭日旗)がはためいていますねぇ。
手前の石碑は ♪守るも攻めるも黒鐵(くろがね)の・・・♪あの勇ましい「軍艦行進曲」の碑です。
DSC02753 (600x450)


記念艦「みかさ」まだまだお見せしたい所がありますが、今日はおしまいです。
それでは、また、元気にお会いいたしましょう。
こちら、18日≪春一番≫が吹き荒れました。
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  1. 2014/03/19(水) 00:00:00|
  2. 船、港
  3. | コメント:6
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コメント

北さん、こんばんは♪
(そちらは朝ですね、おはようございます♪)

船の中ってもっとシンプルなのかと思っていたので驚きました。
家具などきちんとしたものだったんですね。
浴室のバスタブですが、西洋風に見えます。
でも、上に蓋が乗っているところが日本っぽいな、とちょっと笑ってしまいました。

なかなか自分では船のことを調べたりすることがないので
北さんが紹介してくださって、船のことを知るよい機会に恵まれました。
見応え、読み応えのあるシリーズ楽しませていただきました♪
どうもありがとうございました。

春一番ですか、いいですね♪
こちらは陽差しだけは春ですが、気温がまだ低いです。
北さんは花粉症は大丈夫ですか~?
  1. 2014/03/19(水) 10:00:04 |
  2. URL |
  3. Mika #GmSQBN1s
  4. [ 編集 ]

意外と「三笠」の艦長室や指令官室などの公室は客船然としているんですねぇ~・・・
第二次大戦中の船艦と比べるととても豪華な内装ですねぇ~!!!
しかし、公室内に機関砲とは・・・
  1. 2014/03/19(水) 11:52:25 |
  2. URL |
  3. 我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

ご無沙汰です、取り合えず生きてます。(@_@)
素敵な船室ビックリしました。
  1. 2014/03/19(水) 12:25:43 |
  2. URL |
  3. wako #-
  4. [ 編集 ]

お久しぶりです

こんにちは。
このシリーズで、戦艦「三笠」の歴史をたくさん学ばせていただきました。
それにしても内部の造りも重厚ですね。

ここは幼い頃の遠足や写生大会に始まり、遠方からやって来た友人たちのための観光コースとしてお世話になった場所です。
今思えば、中途半端な知識でよく案内したものだと呆れてしまいます。
それでもデッキで海風を受けながら、いくらか横須賀を感じてもらえたようでした。
その後はお決まりのドブ板散策・・・はい、若い頃のことです。

春一番が吹きましたね。
そのまま素直に暖かくなってくれないのが3月です。
どうぞ体調にお気を付け下さい。
  1. 2014/03/19(水) 18:03:18 |
  2. URL |
  3. さちたけまむ #-
  4. [ 編集 ]

Mika さん
遠いと国からありがとうございます。www
≫浴室のバスタブですが、西洋風に見えます。
三笠は(他の主艦船も)イギリスで造られましたからね~。
トイレも勿論様式です。
風呂のふただけは(当時も)後から日本で作ったものと思われます。

父親をはじめ5人兄弟皆外国航路の船乗りでしたから、
子どもの頃、船が横浜港に帰って来た時は良く行きました。
でも、船の中を見て歩いた訳ではないので船の事は良くわかりません。e-351
今回の「三笠」も、案内者や資料の受け売りです。www

2,3日春らしい陽気でしたが、今日は少し肌寒い一日でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多写楽さん
ありがとうございます。
当時のことですから、高官の部屋は特別仕様ですね。www一般乗組員の部屋は(資料等から)ハンモックや何段ものベットが並んだ部屋での寝泊りだったと思われます。
日清、日露の時代の高官の権威は絶大だったですからね。

≫しかし、公室内に機関砲とは・・・
いざ戦闘が始まると、艦は城。本陣ですからね~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Wako さん
お久しぶりです。
フェイスブックの見方が分からなく、
皆さんの所へお伺いできないのが残念です。
今日こそ・・と期待して開けるのですが
ずっと、もみじや蘭や仁尾でした~。wwww
風の噂で撮影には元気で行かれているようで安心はしていました。

体調は一段落し、春には帰れそうです。
孫の関係で4月にずれ込むと思います。
撮影に行かれる時は又、声を掛けて下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さちたけまむ さん
ありがとうございます。
傍に居てもなかなか行くこともなかったのですが、
軍港めぐりの勢いで・・・www 行ってきました。
前に行ったのがいつ頃だったかも忘れるくらいでした。ww
良く整備されているのにびっくりしました。
『坂の上の雲』のお陰ですね。www
この日も、バスツアー?のお客さんが大勢見えていました。

最近のドブ板は随分寂しくなりましたね。
ムンムンしていたあの頃の熱気はどこへ行ってしまったんだろう・・
同じ通りとは思えない程淋しくなりました。
尤も、僕自身夜フラフラ歩く事もなくなりましたが。www

誰の身にも暖かい春風が吹いてきて、自分の花が咲けば良いですね。
  1. 2014/03/19(水) 21:20:11 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2014/03/20(木) 18:08:22 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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