まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

佛厳寺の「古代蓮」 2/2

「未敷(みふ)の蓮華」
「未敷の蓮華」とは、一度咲いた事のある蓮華が閉じた状態(つぼみ)の事を言います。
一度開いた蓮の花は、一番外側花びらが元に戻らず、2~3枚開いたままになっています。
DSC07678 (451x600)


即ち、未だ開かない蕾ではなく、一度咲いた蓮が閉じている状態の蓮の花の別称です。
DSC07684 (600x450) (2)
この形は、一度悟って如来(仏)となり、我々衆生(しゅじょう)を救うために菩薩の位まで降りて来られた姿だといわれています。
DSC07679 (600x450)
蓮の花は、咲いてはすぼむことを繰り返し、四日目にきれいな蓮弁のまま散ると言われています。
寺院で法要の際に撒かれる紙花「散華」は、この蓮の花びらの散る様を模したものと思います。
一寸失礼して菩薩さんの頭部を覗いて観察させて頂くと・・花托が見えます。(これを家宅捜査といいます。冗談です)
カタクと言ってもこの頃は未だ硬くなっていません。 バシッ!
DSC07674 (600x450)
周りの綿棒の先みたいなものが雄しべ。真ん中黄色い飴玉みたいなものが雌しべです。
雄しべは短いので雌しべに届かず自家受粉ができません。昆虫頼りです。
虫等によって運ばれた花粉が柱頭に接すると受粉がおこなわれ、蜂の巣のような部屋で種に成長します。
DSC07675 (600x452)
これは、成長した果托です。成る程≪蜂の巣≫のようですね。中に入っているのが蓮の種です。
やがて椿位の種が出来、花托も種も硬く茶色になります。(この頃になると、果托と呼ぶそうです。)
この花托~果托の様子を詳しくUPした記事を最後に添付しましたのでお時間がありましたらご覧下さい。
20100825101630348[1]
以上、知ったかぶりの受け売りでした。 お耳汚しに境内に咲いてた花たちをご覧ください。
「コウホネ」です。
DSC07695 (600x451) - コピー
珍しい「クロバナロウバイ」(黒花蝋梅)。実際に見たのは初めてでした。
本来はもっと早く咲くそうですが、咲いた後に伸びた枝を切り戻したら再び咲いたものだそうです。
DSC07700 (600x450) (2)
本堂前の「ギンバイソウ」(銀盃草)。  ※ 右の花についている葉は銀盃草の葉ではなくドクダミです。
DSC07705 (600x399)
本堂裏手の「ハンゲショウ」です。
DSC07712 (600x451)
「フウラン」が清閑な境内で仄かな香りを漂わせていました。
DSC07707 (600x453)
子ども達は夏休みになりましたね。昨日は早速海水浴を楽しむ親子の姿がありました。
DSC07681 (600x399)
■(訳) 泥の濁りに染まらないで清らかな心を持っている蓮の葉なのに、どうしてその上の露を宝玉のように偽って見せるのでしょうか。
僧正遍照は、平安時代前期の歌僧で、六歌仙の一人に数えられています。
  ***********************************************************
それでは、又、元気でお会いいたしましょう。
資料■花托~果托の変化はこちら→ 「花托~果托」 
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  1. 2014/07/20(日) 00:53:00|
  2. 香川のお寺や神社
  3. | コメント:9
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コメント

こんんちは。

「未敷の蓮華」蓮は仏の化身なのですね~
安易に写真を撮るのが痴がましい気がします。
次回の蓮撮影は、合掌してからカメラを手にします(笑)
  1. 2014/07/21(月) 11:14:02 |
  2. URL |
  3. masa #-
  4. [ 編集 ]

masa さん
時を同じゅうして≪蓮≫ですね。
masa さんに撮られた(選ばれた)蓮は、
masaさんが沢山咲いている蓮の中から“これだ!と思って(感じて)選んだ蓮の筈です。
即ち masaさんとその蓮は強い縁で結ばれた≪特別な蓮≫ですよね。
菩薩さん(蓮)が masaさんを招き寄せたのか、 masaさんが捜し求めていた菩薩さんを見つけ出したのか・・・、
いずれにしてもその“出会い”は特別な“縁”で結ばれていたんだと思います。
「masaさんと出会えた蓮・・・こんなふうに撮って貰って幸せな蓮だなあ」
そんな事を思いながら僕は masaさんの昨日今日の作品を観ていました。





  1. 2014/07/21(月) 13:36:20 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

未敷の蓮華って一度悟って如来(仏)となり、我々衆生(しゅじょう)を救うために菩薩の位まで降りて来られた姿ですかぁ~・・・
四十九日を済ませて納骨した母親の霊園に蓮が咲いていたのは、何かの縁なんでしょうねぇ~・・・
南無阿弥陀仏・・・
  1. 2014/07/21(月) 18:57:39 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

 「未敷の蓮華」や果托など蓮の花のことは、知らないことばかりです。咲いた花しか見ていなかったからなのでしょう。興味深く写真を見せていただきました。
 ここのところ、デジタルカメラを特集した雑誌を読んでいたので、最近の事情が少しわかりました。知らないことが多く、デジタルカメラは進化のスピードが速いのだなと感じました。
  1. 2014/07/21(月) 22:16:42 |
  2. URL |
  3. ラムダ #-
  4. [ 編集 ]

我楽多写楽さん
母親の事をよく観音さんに例えますが、
我楽多写楽さん、お母さんは本当に慈母観音さんですよ。
その観音さんは、ご存知のように「観世音菩薩」または「観自在菩薩」、
即ち、お母さんは仏さんの化身≪菩薩≫さんです。
霊園に咲いていた蓮は、お母さんの化身だと思います。
あの蕾の中、花托の上にお母さんがいらっしゃいます。
そんな事を思い今度、蓮華を見てください。
今度、お坊さんの合掌する手を良く見てください
両手を隙間無くぴったり合わせるのではなく、少しずらし、
手の平を蓮の蕾のように少し膨らませています。
これは菩薩さんを包むように少しふくらませているのだと思います。
だから僕も仏壇やお墓で手を合わせる時は、力を抜いて蓮の蕾のような形にします。
ぴったり強く合わせると、中のお母さん、つぶれちゃいますからね。www

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ラムダさん
暑いですね~。
僕だって知らないことばかりです。
ただ知ったかぶりをしているだけです。www
今は平気で「知りません」「分かりません」と言えますが、
現役の頃はそうはいきませんからね。
必死で勉強をしました。それでも駄目な時は、
「一緒に調べよう。勉強しよう。」と言っていました。www.

今は、カメラの事に限らず、いろいろな事のスピードには付いていけません。
体力も知力も衰え、諦めちゃう事が多くなりました。www
  1. 2014/07/22(火) 00:40:03 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

いよいよ梅雨明け宣言

北さん 様

 当地方もいよいよ梅雨明け宣言の運びとは相成りましたが、ドクターストップが未だ明けていない私としては、何らの変わりはありません。

〇  高齢者離婚流行りの昨今は未敷の蓮華の喩へ床しき

〇  外側の花弁数枚閉ぢぬまま横に寝てたら気持ちが悪い!

〇  体力も知力も失せたと仰るが私は元々二つとも無い!

〇  「お母さんは慈母観音です」なんちゃって知ったか振りをしてる北さん!

〇  PCの具合なんかは如何です?ブログ書くから心配無いけど?
  1. 2014/07/22(火) 15:58:37 |
  2. URL |
  3. 鳥羽省三 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

こんにちは

落ち着いた色合いのハスの写真 素敵ですね
ハスの知識も得ることができて 見る目が変わりそうです
素晴らしい写真での解説は 感動ものです
また たくさんのいろいろな花を北さんの部屋で見れて 大満足ですよ

そうそう この「コウホネ」 今度月山に行くんですが
そのときに撮影できればと思っています
  1. 2014/07/23(水) 11:16:50 |
  2. URL |
  3. ユウスケ #ZvWJaGwQ
  4. [ 編集 ]

ユウスケさん
ありがとうございます。
B級品を大盛りで賑わし、後は口先でごまかすセールスマンみたいで恥ずかしいです。www
目指す所は、良い作品をそっと一,二枚差し出して見て頂く・・・ですがセンスと腕が・・・e-259
でも、今では、開き直って更新しています。www
  1. 2014/07/24(木) 15:16:08 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

鳥羽省三さん
暑いですね~。
ついに我が家もエアコンを使用し始めました。
クールダウンも必要ですが、仕事のペースダウンも必要ですね。
無理をしてまで頑張らなくても良いと自分に言い聞かせながら畑仕事等もやっています。

体調はその後如何ですか、心配です。
体調の良い時に[絵文字:e-161電話頂けると嬉しいです。
  1. 2014/07/24(木) 17:11:44 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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