まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

観音寺/一夜庵

「一夜庵」 観音寺市指定文化財(史跡)
■俳諧の祖、山崎宗鑑が興昌寺の境内に結んだ数奇屋造の庵で、晩年の25年間をここで暮らした。
建立は、享禄元年(1528)でその後4回ほど修復されましたが、ほぼ原形をとどめています。
日本最古の俳跡といわれています。   =観音寺HPより=
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一夜庵は、この四国四十八カ所68番札所・神恵院(じんねいん)」、69番札所・観音寺に隣接しています。
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天和3年(1683)に再建された興昌寺の山門を潜り、
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正面の美しい石垣塀を右に辿っていくと
「一夜庵ならあっちだよ」と、何ともやる気のない案内者が本堂の前で待っていました。
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「暑いニャ~。あんたこの先は“血”吸う奴がいるけん気いつけてな。」と言って、シッポで一夜庵を指しています。
どうでも良いけど 一体この体どうなっているの???
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シッポの差す薄暗い裏山の方へ上がって行くと、直ぐに現われました。・・・吸血鬼 「一夜庵 」が。 バシッ!www
この「一夜庵」の名は、宗鑑が一夜以上滞在する客を好まなかった事(歌)から名付けられたと言います。
「上は立ち 中は日ぐらし 下は夜まで 一夜泊りは 下々の下の客」
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一夜庵の横には、宗鑑の五輪塔があり、
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その横には宗鑑の句碑が建っています。
「かし夜きの袖をや霜にハし姫御」 
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その向いある200年忌の安永4年(1789)1月24日 小西帯河が中心となり建立した供養の五輪塔です。
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更に奥へ登って行くと京極丸亀藩観音寺町奉行一族の墓所がありました。
・・・・・・・・・・・何ともことばが見つかりません。
DSC07371 (600x399)
この辺りまで来ると、“若い血”にwww 飢えた吸血鬼が腕や首にまつわり付いて来ます。
この先、史跡≪根上がりの松≫がありますが、堪らなくタオルを振り回しながら退散しました。
それにしてもこの石垣の美しさ・・来年の紫陽花の咲く頃、雨に濡れた様子を見に来ようと決めました。
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それでは又、元気でお会いいたしましょう。 
この後、観音寺・有明浜~萩原寺~雲辺寺へと回ります。
    ****************************************************
■一夜庵を詠んだ句
DSC07366 (600x406)
■興昌寺境内に置かれていた「仏足石」です
DSC07373 (600x399) (600x399) (2)
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  1. 2014/07/23(水) 00:00:00|
  2. お出かけ
  3. | コメント:9
<<有明浜から萩原寺、雲辺寺へ | ホーム | 佛厳寺の「古代蓮」 2/2>>

コメント

こんにちは

何とも趣のある庵ですね
手前にある柱にまで こだわりを感じました
風流そのものですね

この美しい石垣と紫陽花をコラボした 北さんの写真を 来年も楽しみにしていますよ^^
  1. 2014/07/23(水) 11:23:38 |
  2. URL |
  3. ユウスケ #ZvWJaGwQ
  4. [ 編集 ]

なんと!ゲゲゲの親父は宗鑑でありましたかぁ~・・・
しかし、神恵院は昼間でも吸血鬼が出るようになりましたかぁ~・・・
次に行くときは、十字架とニンニクをお忘れなく!!!
  1. 2014/07/23(水) 19:05:19 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

こんばんは!

大変、ご無沙汰しちゃって、すみません!
この日本最古の俳跡も、世界文化遺産に登録をして欲しい感じ。。。
日本も外国からの旅行者が急増してる様ですね。
徳島も阿波踊りがあります。この踊りも世界文化・・・ってな訳に。。
無理ですよねぇ~!来月は、燃え尽きたい月にしたいです。

  1. 2014/07/23(水) 20:26:36 |
  2. URL |
  3. ken #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは
一夜庵の屋根はいい味出してますね。庇の柱もすてきです。
京極丸亀藩町奉行?の石塔はむちゃくちゃですね。何度も崩れては積み直されたのでしょうか?京極は一時は松江藩主だったのでなんだか気になります。
  1. 2014/07/23(水) 21:50:46 |
  2. URL |
  3. やや #YgKj3tPc
  4. [ 編集 ]

ユウスケさん
ありがとうございます。
数奇屋造りの庵でなかなかの風情でした。
垂木の造りも凝ったものでした。
後で撮ろうと、思い、後はいつもの駆け足撮影。
それに輪をかけて吸血鬼≪蚊≫の襲撃。
(半袖だったのでカメラ構えて静止しただけで数匹腕に食らい付いている状態でした)
タオルで追い払いながら紹介したいものだけをパパッと撮って逃げるように帰ってきました。
そうしたら、後で撮ろうと思っていた組垂木?も忘れてしまいました。
石垣とアジサイ・・・梅雨時に来れば良かったと後悔しながら帰ってきました。
雨に濡れたらきっと素晴らしい景観だと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多写楽さん
ありがとうございます。
町と違ってことらは何処へ言っても蚊の襲撃を受けてしまいます。
ましてや薄暗い森の中でしたからね。
畑のように蚊取り線香腰にぶら下げて行く訳にもいかないし。
特に自分は刺され易い体質なのか血液型なのか人より多く刺されます。www

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Kenさん
ありがとうございます。
暑いですね~。
昨日は横須賀の友人が≪歩き遍路≫の途中、近くまで来たので会いに行ってきました。
(観音寺~神恵院~本山寺)を同行しました。
奇しくも昨日は大暑。半端な暑さでは無かったですよ。
最も彼は歩き遍路ですから車には乗らず、私は伴走車(笑)みたいに途中で写真を撮り、次のお寺で待っている・・・そんな楽をしましたが一人前に疲れてしまいwww早寝しました。

いよいよ阿波踊りが近づいて来ましたね。
夜になると方々で練習の曲が流れてきて心が騒ぐでしょう。
そこへ行くと島はな~んにも聞こえてこない静かな夜が続いています。
島には盆踊りもありませんからね~。
20時になると静まりかえっています。
たまに、ボチャ~ンと魚の跳ねる音しか聞こえて来ません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やや さん
ありがとうございます。
“屋根好き”なややさんはやはり真っ先に屋根部に目が行きますね~。www
この屋根は宗鑑の生誕の地滋賀県草津市(S57年姉妹都市締結)の市民の皆さんからの募金により琵琶湖の葦で葺き替えられたと説明板に書かれていました。

藩奉行の墓所、荒れていましたね~。
資料によると、丸亀藩主は生駒氏、山崎氏、京極氏と続き、明治の廃藩置県を迎えたとのことです。
≫京極は一時は松江藩主だったのでなんだか気になります。
そうでしたか。京極は播磨から丸亀に来たことしか知りませんでした。

丸亀城下海岸沿いに「中津万象園」という名園があります。
■面積5ヘクタールの池泉回遊式大名庭園は、貞享5年(1688年)に丸亀藩主である京極高豊の命により、丸亀城の城下町に近い中津の浜に面して造られた。庭園名は森羅万象に由来するとされる。京極氏の故郷である近江国の琵琶湖をかたどった八景池が掘られ、帆、雁、雪、雨、鐘、晴嵐、月、夕映と近江八景になぞらえ名付けられた島々が浮かび、橋で巡る事ができる。.wikipedia

  1. 2014/07/24(木) 16:55:20 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

「一夜庵」讃

北さん 様

 待望の「一夜庵」登場。
 北さんブログは、私にとっては、行かずして四国中を探訪出来るマルチ・ジオラマの如き存在である。
 でも、道の傍らに寝そべっている怠け者の野良猫の写真は全く余分です。
 カメラマン本人としては、名所旧跡を漫然として映すだけでは無く、道端の小景をも映して人間らしい側面をも見せたい、といったところでありましょうが、だとしても、児戯にも等しい遊び心を感得して呉れる者はこの地上にただの一人として存在していないかと思われますから止めて下さい。
 ところで、山崎宗鑑の句に見られる「橋姫御」とは、夜な夜な橋の袂に佇んで道行く旅人たちに春を売る女のように思われますが、この点についての貴殿の見解は如何でありましょうか?
 それにしても今日も暑い!
 大山道を見下ろす高台に建っている我が家は、微風さえ吹けばクーラー無しでも充分に涼しく過ごせるのであるが、今日は早朝からそよりともしません。

〇  五輪とは謂へど七重の供養塔    省三

〇  お遍路や逢ってもみたき橋姫御

〇  橋姫御抱くに抱かれぬ遍路行

〇  そよりともせねで腹立つことである

<注>  そよりともせいで秋立つ事かいの(上島鬼貫)
 
  1. 2014/07/25(金) 17:38:27 |
  2. URL |
  3. 鳥羽省三 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

鳥羽省三さん
涼風吹き抜ける家に居ては、讃岐の暑さの中で生きている猫の気持ちはわからないでしょうねえ。
さて、
≫ところで、山崎宗鑑の句に見られる「橋姫御」とは、夜な夜な橋の袂に佇んで道行く旅人たちに春を売る女のように思われますが、この点についての貴殿の見解は如何でありましょうか?
この暑い真夏の夜にそのような難問を突きつけられてはたまりません。www

宗鑑のこの句の本歌が
「片敷の袖をや霜に重ぬらむ月に夜がるゝ宇治の橋姫」(新古今集)であるとすれば
言わずもがな、遊女との共寝の喜びを歌ったものでありましょう。
自分の生き方としては
藤原良経の歌に共感しますがね。
「蟋蟀鳴くや霜夜のさ筵に 衣片敷き独りかも寝む」
  1. 2014/07/26(土) 00:04:34 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

ありがとうございます!

うちのねこ取り上げていただきありがとうございます〜。またぜひお越しくださいませ。
  1. 2015/02/03(火) 15:46:00 |
  2. URL |
  3. 興昌寺 #Y6gjGZfE
  4. [ 編集 ]

興昌寺 さん

ありがとうございます。
猫は暑さに寒さにもめげず元気にいるでしょうか。
ドラキュラの総攻撃にあわないよう
紫陽花の咲く雨の日に再び訪れたいと思っています。
  1. 2015/02/03(火) 20:10:41 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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