空が高く澄む10月に入り「ジョウビタキ」の姿が見え始めました。
冬がやってくるのもそう遠い話ではありません。
この「ジョウビタキ」は雄(♂)も雌(♀)縄張りを持っているとの事で、盛んにけん制し合って、甲高い鳴き声をあげたり、
時にはいつまでも自分のテリトリーに侵入してきた仲間を追いかけて(追い払って)いたりしています。(写真は♂)
「写真撮りたいのでゆっくり飛んでよ」と言いたくなるほどのスピードで同じ所を飛び回っています。 (写真は♂)
疲れ果てたら一旦休戦? そして再びのバトル。鳥の世界も生きるのは大変です。 (写真は♂)
この「ジョウビタキ」は、スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)に分類される小鳥で、秋になると日本にやって来る渡り鳥です。
背中に白い斑紋があるため、これを着物の紋に見たてて粟島では《紋付鳥》と呼んでいます。
香川名物「骨付き鳥」は、焼いた骨付き鶏のもも肉で、「ジョウビタキ」を焼いたものではありません。 www
資料・【日本野鳥の会】■特徴は、背中お翼に白い斑文、雄は胸から腹が橙色。 全長:15cm
根雪のない地域に飛来。 林の周辺、河川敷、市街地の空き地など、やや開けた環境を好み、一羽でいる。
時々ピョコンとおじぎをして尾を震わせる。澄んだ声でヒッ、ヒッ、時にカッカッと低く鳴く。
■「ジョウビタキ」の名前の由来は、ジョウは「尉」で銀髪のこと。
ヒタキは「火焚」で、火打石をたたく音(カッカッ)に似た音を出すことから「ジョウビタキ」と言うそうです。
時々ぴょこんとおじぎをして尾をふるわせているので、こんな話が西讃地区(西香川・粟島の方)にあります。
■ 「スズメとモンツキドリは姉妹でした。母親が重い病気になったとき、スズメはお歯グロを塗っていましたが、
すぐやめて駆けつけたので死に目に会うことができました。
ところが紋付鳥は、化粧をしたり紋付を着たりと時間をかけたので、死に目に間に合いませんでした。
怒った父親は紋付鳥に「もう、こんりんざいタベモノをやらない」と言いました。
だから今でも紋付鳥(ジョウビタキ)は、おじぎをしているのです。いっぽうスズメの口もとが黒いのは、
途中で塗るのをやめたお歯グロのあとだというのです。 ■
「サントリーの愛鳥活動」 より
へ~、そんな昔話があったとは・・・初めて知りました。
それでは、又、げんぎでお会いいたしましょう。
スポンサーサイト
- 2014/10/29(水) 00:00:37|
- 小動物
-
-
| コメント:2
へぇ~・・・
ジョウビタキって化粧をしたり紋付を着たりしているんですねぇ~・・・
此方でも時折見かけますが、お化粧したり紋付を着ているところは見たことが有りませんねぇ~・・・
何処でやってるんだろう???
- 2014/10/29(水) 18:56:25 |
- URL |
- @我楽多 #kTvoSsVA
- [ 編集 ]
我楽多写楽さん
花や鳥等身近なものであればあるほど生活に根ざした別称が付けられていますね。
ブライダルシーズンには燕尾服を着たツバメが飛び交っているし、
正月が近づいてくると紋付姿のジョウビタキが飛び回っています。
- 2014/10/31(金) 14:38:51 |
- URL |
- 北さん #-
- [ 編集 ]