まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

粟島散歩 懐かしの通学路  ③ 梵音寺~小学校

今日は梵音寺の山門を出て、小学校への道を辿ります。
小学校へは階段を下りて左に進みます。真っ直ぐ下りると滝乃宮神社を経て海へ出ます。
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階段右下に見えていた二番札所(※島四国)のお堂です。(前回Oさんが歩いていた所です)
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お堂を真っ直ぐ下って、振り返るとこんな感じです。この坂道も子どもの頃は綺麗な石段の道で、
雨上がり等は磨り減った石が光って綺麗だったことを覚えています。 (今はセメントで覆われてしまいました)
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再び坂を上がって右折し1,2分行くと墓地のお堂が見えて来ます。
島は古くから土葬の風習があり、野辺送りの後、このお堂で最後のお別れをし、
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左の階段(道)を上った所に土葬されます。
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土葬された墓所は、「埋め墓」と言われ、石塔の建つお墓は別の所に作ります。そこを「参り墓」と呼んでいます。
ですから、お墓参りの時には「埋め墓」と「参り墓」(一般的な墓)、二箇所にお参りすることになります。
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現在は土葬はされず、本土で火葬されますからこのお堂や埋め墓は使用されていません。
都会と同じ様に、参り墓に納骨されています。
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今でこそこの道を通るのは平気ですが、子どもの頃はとても怖い感じでした。
仲間と通る時は(皆)強がってわざとゆっくり歩いたりしましたが、一人の時は走って通っていました。www
小学校へは下の道を真っ直ぐ向こうへ行きます。
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お堂を通り越し、振り反って見るとこんなです。一人の時や雨の日、日暮れの頃は特別怖い感じでした。www
学校帰りのコースはその日の気分次第でしたから、このような時は海辺の道を帰って来ました。
例え晴れていても、一人の時は当然この辺りからダッシュです。www
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お堂を抜けると、間もなく海や本土が見える開けた道となります。小学校も間近です。
中央、コバルトブルーの建物は旧・海員養成学校(現・海洋資料館)です。 2010年の写真です
海員学校 016 (700x323)


この辺りも、みかん畑や花畑が続いていましたが、年々作る人もいなくりました。
写真はナツダイダイ(夏橙=夏みかん)だと思います。
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周りの景色は随分変わりましたが、道端に咲く花だけは、昔とちっとも変わりません。 
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こちらは、仏さんの台座のように見えることから「仏の座」の名前がついているどこにでもある草です。
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茎に、一段、二段、三段と葉が段々につくところから「三階草」の別名もあります。よく見るととても可愛い花ですが、
ウドンコ病になりやすく他の植物や苗などに伝染させる性質があるため、農家や園芸家からは嫌われています。
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道草ばかりしていましたが、やっと粟島小学校に着きました。現在は休校(実質廃校)です
我が《母校》です・・・。。
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と言っても、僕の通っていた頃の木造校舎の面影は全くありません。横浜に転校して60年・・・ですからねぇ~。
思い出につながる物は何一つ残っていないので、懐かしいといった感傷的な気分にはなれません。
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運動場は年に数回草刈り等の奉仕活動が行われていますが草の勢いには敵いません。
校庭の隅に建っているのは体育倉庫?でしょうか。
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近づいてみると、子どもたちが歓声をあげながら嬉々として使ったであろう、セフティーマットに一輪車・・・。
島外より通っていた最後の児童(女児一名)が卒業したのは、平成17年3月。翌4月に休校したと聞いています。
 「粟島離島留学制度」 等を活用し、楽しく安心して卒業していった子どもたちがふと懐かしく学校を訪ね来て、
この光景を見たら、どんな気持ちになるだろう・・・。親となり、わが子を連れて再び遊びに来てくれるだろうか・・・。
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冷めかかった心を暖かくしてくれたのは体育倉庫の傍らで咲いていた赤い「さざんか」でした。
《心を育てる》のが学校教育の大きな柱であるなら、せめて目に見えぬ所に保管して置いて欲しいなと思いました。
人を大事にすると言う事はそういうこと。その場限りの上辺を取り繕うことではなく、見えぬ所にまで思いを寄せること。
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人は、見えぬところで《深い愛》を感じた時、その愛は心に深く沁み込んでいく・・・。
そんな事を思いながら小学校の門を出ました。直ぐ下には、町立の幼稚園もありました。
小、中学校同様、こちらも子ども達の歓声が消えて久しくなります。
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少々暗い話題になりました。体調が優れず床に伏しながらの記事作成の性かも知れません。
次回は明るい話題をと思いますが、体調次第でしょうか。www 明るい話題となっていたら元気になった証拠です。www
それでは、また、元気にお会いしましょう。 

 ******************************************
■ ※ 「島四国88カ所」
北前船で栄えた粟島では、文政10年(1827)に粟島の持船が88隻となったことから、船主に1船1基の石仏寄進を呼びかけて88カ所を建立し、島四国88カ所が始まりました。
今でも、毎年旧暦の3月21日には「大師市」といって、島の人々がお菓子などのお接待をしてお遍路さんを迎えます。
来年からは折角の「大師市」なので休日に実施しようと言うとになり、毎年4月29日と決まりました。 
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  1. 2014/12/21(日) 00:00:00|
  2. 粟島散歩
  3. | コメント:3
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コメント

こんにちは!
体調がよくないとのコメントですがその後、如何お過ごしでしょうか?
人口が減る中、廃校になる所が日本中にはたくさんあるんですね、山村部へ行けばこのような場所があり、地方では活性化を求めて色々なイベントを起こしながら町に人を呼ぶ方法を模索している地域もあるようですが・・・愛知県でも山村部はこのようなことを企画している所あります、
  1. 2014/12/21(日) 14:49:17 |
  2. URL |
  3. 尾張小牧 #-
  4. [ 編集 ]

おやおや・・・
風邪でも写真を撮りに行っていた北さんが臥せっていますかぁ~・・・
これって鬼の霍乱???
でも、風邪は万病のもとって言いますから、御用心御用心・・・
無理は禁物です・・・
  1. 2014/12/22(月) 19:29:41 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

尾張小牧 さん
ご心配頂ありがとうございます。
大丈夫です。これしきの事で・・・e-258
どうしても都市集中型社会になっていきますからしょうがないことですね。
日本全土の過疎地を眠らせる・・・
こんな勿体無いことはないと思います。
政府も《地方再生》をうたっていますから
我々もその事を信じ、
その為に自分が出来る力を少しでも注ぐしかないですね。
あ~あ、それにしても、いつの世も《隣の芝は青い》です。e-259

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多写楽さん
ありがとうございます。
その通りです。《無理は禁物》・・・
分かっているのですがね~。
今回も横須賀に帰って来て、植木屋さんに全て任せれば良かったのですが、
せめてできる所は・・・と頑張ったのがいけなかったようです。
鬼の霍乱・・否、否、今ではもう《鬼》ではなくなってしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメ Mさん,Sさん
MさんSさん・・・なんて言ったら誤解されそうですね。www(失礼)

ご心配頂きありがとうございます。
年の成果すっかり弱くなってしまいました。
昔はもっと打たれ強かったのですが・・・
(未だ、言ってる・・・・wwww)
と冗談言えるほど元気になってきています。
いつもいつも遠いところからの暖かい声援ありがとうございます。
年内には全快(全壊ではありませんよ)になって、
新年を迎えられると思います。www
来年も頑張りますので(できる範囲で)よろしくお願いいたします。
未だ早かったですね・・・失礼しました。

  1. 2014/12/22(月) 22:03:44 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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喜多さん

Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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