まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

奈良・京都・伊勢神宮の旅 ⑩産寧坂(三年坂)~高台寺

今日は、法観寺の 「八坂の塔」 から「高台寺」までです。
「産寧坂(三年坂)」から真っ直ぐ「二年坂」を通り、「ねねの道」を進めば八坂神社へは多少近道になりますが、
“夕暮れの八坂の塔”を撮りたくてこの時間ここに来たのですから、八坂通りを左に下りて行きます。
DSC00325 (572x750)

「八坂の塔」は通称で、臨済宗建仁寺派「法観寺」という寺院の「五重の塔」です。
■その「法観寺」の五重塔は、592年奈良の法隆寺などを建てた聖徳太子が建てたと言われていますが、
渡来氏族・八坂氏の氏寺として創建したという見方が有力で、そのため《京都最古の塔》とも言われています。
DSC00326 (568x750)


五重塔は平安時代末期の治承3年(1179年)に火災で焼失したが、建久2年(1191年)源頼朝の援助により再建されましが、
その後、正応4年(1291年)にも焼失し、延慶2年(1309年)後宇多天皇の援助で再建されました。
DSC00327 (534x750)


■現在の塔は、永享8年(1436年)の焼失後、同12年(1440年)に足利義教の援助により再建されたもので、
国の重要文化財です。 塔の高さは46mもあり、現存する古い五重塔では、京都の東寺、奈良の興福寺、
備中国分寺の五重塔に次ぐ高さで、東寺と共に京都のシンボル的な五重塔にもなっています。 ※下記資料参照
DSC00328 - コピー (634x750)


「八坂の塔」は現存する五重塔では唯一内部を公開している塔だそうで、以前、拝観した事もあります。
一層の内部には塔の真ん中にある《心柱》を大日如来とみたて、その周りに四体の如来像が祀られていました。
その下には、創建当時の古代寺院に特有の地下式の心礎(塔の心柱の礎石)が残っています。
二層へは梯子の様な急階段を上がります。太い心柱は圧倒される存在感があり、手で触れる事もできました。
DSC00330 (600x750) (2)


塔の手前には、落語家桂文の助が明治43年開いた(ちょっと有名な)《文の助茶屋》(甘味茶屋)があります。
 ゆっくり立ち寄って、甘酒など頂き、体を温めたかったけれど先を急ぎました。
DSC00329 (603x750)


「八坂の塔」を過ぎたところで後ろを振り向くと、風情ある町並みに威風堂々たる塔が迫ってきます。
DSC00332 (630x750)


こちらは年恰好から、“誰かに撮って貰った”か、“自撮り”かな?と思われたと思いますが、僕達ではありません。www
人前なので手をつながず、女性は半歩下がって歩く・・・僕達の若かりし頃の姿を彷彿とさせます。wwww 
良い感じですね~。www思わず撮ってしまいました~。( バシッ!くどい!)
DSC00333 (622x750) (2)


東大路通に一旦出て北に歩くと、直ぐに右手坂の上には、「京都霊山護国神社(きょうとりょうぜんごこくじんじゃ)があります。
千名以上の幕末維新の志士達が祀られ、坂本龍馬の墓があることでも有名な神社です。
入るにはもう遅いので、そのまま《ねねの道》を行くと直ぐ右に長い台所坂を登り切ると 「高台寺」 です。
DSC00337 (750x549)


言わずもがな、ここは《秀吉とねねの寺》。豊臣秀吉の正室「ねね」が秀吉の菩提を弔うために建立した寺です。
二人はこの小高い丘で何度桜を愛でたことだろう・・・・。
DSC00338 (750x453)


刻々と移りゆく空の色。 左に八坂の塔、右に京都タワー。そんな《京都暮色》、なかなかの景観です。
DSC00339 (750x498)


高台寺鐘楼からの京の夕景を惜しみながら 「ねねの道」を「八坂神社」の方へ歩いて行きました。
ここらで「ゴ~ン」とねねも聞いたであろう鐘の音が響くと良いのだけれど、残念ながらこの《鐘》は現代のものです。
■ 「高台寺」の梵鐘は、慶長十一年(1606)木下家定(ねねの兄)が寄進したと伝えられているが、老朽化のため2010年に新しい鐘と取り替えられました。※ 因みに、秀吉の旧姓《木下》は、この《ねねの家系》からその名跡を継いだという説もあります。
DSC00341 (750x553)
今日はここまでです。この後の事は次回に。それでは、また元気にお会いしましょう。

カメラですが、「北野天神」で撮影している途中、突然《バッテリー切れ》の表示。それまでは80%位の残量があったが・
泣く泣く撮影断念し、(昼食時)、充電を頼み午後に備えたが、相国寺でも同様なトラブル。
宿に着くや、切れたバッテリーを充電。夕刻は予備バッテリーを入れて清水寺へ。
三年坂で、又も同様なトラブルが発生。諦めきれないので、一度バッテリーを取り出し、セットし直すと一旦は正常に戻る。
しかし、直ぐに又《バッテリー切れ》の表示。駄目を覚悟で再び同じような手順でバッテリーをセットし直しながら何枚か撮ることができた。八坂神社を出る迄、騙し騙し撮ってきたがついに写せなくなった。
今でもずっと同じような事が続いている。天気の良い日に銀座SONYへ行って修理に出そうと思っている。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

■現存する江戸時代以前に作られた「五重塔」一覧は→ こちら 
スポンサーサイト
  1. 2016/02/24(水) 00:00:00|
  2. 高野山・京都
  3. | コメント:5
<<奈良・京都・伊勢神宮の旅 ⑪八坂神社~宿 | ホーム | 奈良・京都・伊勢神宮の旅 ⑨ 清水寺~産寧坂(さんねいざか)へ>>

コメント

美しいお写真ですね。
八坂の塔のみえる道はほんとうに絵になりますね。
丁度良いカップルが又良い感じです。
カメラのトラブル、辛いですね。
友達も同じようなことがありました。別のメーカーでしたが、バッテリーの不良で本体では無かったのでバッテリーを別なものを貰ったそうですよ。
  1. 2016/02/24(水) 17:18:59 |
  2. URL |
  3. aunt carrot #Hzu7QKvo
  4. [ 編集 ]

八坂神社の近くに八坂の塔なんてのが有ったんですねぇ~・・・
京都に行くとそこら辺に古いお寺や神社が沢山有って、キリが有りませんからねぇ~・・・
しかし、カメラのバッテリーの件は困ったものですねぇ~・・・
電気仕掛けが多いとその分故障箇所も多くなりますからねぇ~・・・
簡単に治ると良いんですが・・・
  1. 2016/02/24(水) 18:14:58 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

aunt carrot
ありがとうございます。
この界隈は本当に絵になります。
余りにも有名すぎて新鮮味がありませんが・・・。
《いわんやおいらの写真をや・・・》です。www

年をとると、
目を覆いたくなるような若者のカップルが街中を闊歩しているので
(内心眉をひそめ)できるだけ見ないようにしている昨今です。www
そんな中、久しぶりに見た《感じの良いお二人さん》でした。www

e-94 家や近所の花を撮っている時と違って、
旅行先でのトラブルだったので特に困りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多さん
京都や奈良はお寺さんばかりですからね~。
しかも歴史のある寺や貴重な文化財ばかりです。
あちらもこちらも行ってみたい所ばかり・・・。
近ければ時間を見つけて出かけられるのですが、
遠いとそうは行かれませんからね。

e-94カメラの修理が終わって安心して持っていったのですが、
又してもトラブルで(故障箇所は違いますが)残念でした。
かといって、カメラを2台持っていく元気はないし・。
結局、トラブルは旅行中は直りませんでした。
当然、今も同じ状態が続いています。


  1. 2016/02/24(水) 22:17:36 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

八坂の塔

八坂の塔とその周辺。
情緒豊かですね。一昔も二昔もの往時に想いが飛びます。
添え書き拝見すれば、一層にその想いが高揚します。

お写真がまた素敵。
喜多さんの画像は日頃から美しいだけではなくて、お心が見えます。

悪天候の中のご旅行でこれだけの成果に驚いています。
加えて、体調必ずしも良いとはいえぬ中。。。
さすが根性が違いますね。

再度のご訪問有難うございます。
それにも拘らず応答もしないご無礼お許し願います。
当方相も変わらず、健康にかかわる問題で思案しています。

有難うございます。
  1. 2016/02/25(木) 18:56:29 |
  2. URL |
  3. ijin #7ozVZe.w
  4. [ 編集 ]

ijin さん
ありがとうございます。
八坂の塔とその周辺は京都の良さが凝縮しているような良い雰囲気でとても好きです。
ただ、気が付けば、行く度に同じような写真ばっかり撮っている事に気付き、がっかりする時があります。
少しは芸術的な・・・という姿勢が少しは欲しいなあと我ながら思います。www
もっとも僕の場合は、そう思う事は確かですが、ちっとも努力をしない・・・
昔からの悪い癖です。www

22日、胃カメラ検査をしました。結果は来週です。
体調は春までには完治させて・・と思いますが、
今度は口内炎・・・。
次から次に・・・嫌になってしまいます。
  1. 2016/02/26(金) 12:26:12 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

喜多さん

Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

いいなって思ったらクリックしてください

最新記事

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリ

春 (3)
粟島遠望 (6)
未分類 (161)
桜 (12)
ノスタルジア (3)
茶華・鳥 (32)
えっちゃんの花畑 (9)
木の花 (14)
春の花 (7)
横須賀 (110)
横浜 (19)
鎌倉 (33)
東京 (52)
奈良 (47)
高野山・京都 (24)
海員学校 (4)
船、港 (43)
城の山より (10)
西浜 (19)
島の人 (7)
下新田 (9)
姫路 (3)
花畑 (6)
詩歌 (3)
旅行 (23)
紫陽花 (17)
草花 (106)
三浦半島 (7)
夜景 (10)
花散歩 (39)
粟島散歩 (99)
小動物 (36)
家族 (20)
お出かけ (100)
年中行事等 (52)
朝の風景 (20)
夕景 (10)
日々の出来事 (19)
香川 (22)
粟島 (6)
奈良・京都 (1)
愛媛 (6)
黒川/財田駅周辺 (21)
徳島 (21)
三豊市(山本町,財田界隈) (27)
香川のお寺や神社 (92)
紫雲出山 (16)
高知 (11)
島の桜 (9)
お寺 (0)
島の春 (9)
庭の花 (57)
来島者たち (35)

検索フォーム

RSSリンクの表示