まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

《あやつ》 傍若無人なヒヨドリ

キーッ!と、喉を引き裂くような甲高い声が響き渡り、緊迫した空気が流れた。
メジロは蜜を吸うのを止め、咄嗟に身構えた。
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それは、いつものように椿の花に止まり、辺りの様子を確かめ、
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頭を花の中に入れ、シベの根元にある好物の蜜を吸っている時の事だった。
次の瞬間、メジロは本能か、その気配を感じ取りパッと身を翻して逃げた。 
“あやつ” が来たなと思った。
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翼をたたみ、空気を裂くように滑空してきたのは、やはり “こやつ”(ヒヨドリ) だった。
“こやつ” はバサッと椿の上に音を立てて降り、「勝手に俺の “しま” に入りやがって。」と、怒っている。
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ここでいつも僕と “こやつ” と心の中でのバトルが始まる。www
「身勝手に、ここは俺の “領土” だと威嚇する態度。そりゃあ世間では通用しない。《あの国》にそっくりだ。」
と言っても、“こやつ” は、「それが何か?」と知らん顔。
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「《渇しても盗泉の水を飲まず》という諺があるが、これは、お前達の仲間がいる(下段に説明)中国という国の
偉い人が“あるべき人の生き方”を説いた詩文だが、分かるか。」と言ってはみるが、聞いちゃいない。(バシッ!当たり前でしょ)
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 【ヒヨドリの分布】日本、サハリン、朝鮮半島南部、台湾、中国南部、フィリピンの北部(ルソン島)に分布する。
何を言っても「力が武器だ。欲しいものは全部俺のもの。」と爆食いし、聞く耳を持たない。
何度説明しても、何度言い聞かせても理解できない。

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無駄と分かっていても、言わなきゃ「黙っているのは俺の“領土”と認めている証拠。」と言い出す始末。
メジロが楽しみにやって来ても、この有様。オシベもそっくり無くなっている。
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「食ったのは俺だが、何処が悪い。欲しい物は全部俺の物。嫌いな物はメジロにくれてやる。
《貰ったら、あげる》 立派な“平等”じゃないか。これが俺達の生き方だ。分かるか、ジジイ!何か文句はあるか。」
そう言いながら片っ端からシベや花びらを食い散らかしている。
「な、何~!ジジイだと!・・・じゃあ、お前はメジロ達に何をあげた?」

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「うるせえ!メジロなんかにやる物なんて何もねえよ。そんなに欲しけりゃ、糞食らえだ!」と言ってふんをする。
「お前のその身勝手な態度、執拗に弱い者をいじめ、追い払い、好きな物を独占する。
その心の貧しさ、貪欲な態度が俺は嫌なんだよ。」と、言っても「そんなの関係ねえよ。つべこべほざくな。」と横を向く。
この傍若無人な態度、生き方は、昨日今日に始まった事ではない。 過去の話だが・・・・・、
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冬になると、暖かい地方に渡って冬を越しす「アオジ」。我が家の庭にも来るようになった。
朝、市販の《野鳥のエサ》を持って庭に出ると、「アオジ」は待っていたかのように茂みから出てきて啄ばんでいた。
馴れたのか、近付いても逃げもしない。 とても可愛い。「ヒヨドリ」は、その「アオジ」をも追い払い、いじめていた。
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僕は「アオジ」に安心して食べて貰おうと、暫く庭にいて、花に水をあげたり、写真を撮ったりしていた。 しかし、
僕が家に入ると、ヒヨドリはどこで見ているのか、さっと飛んで来て、「どけどけ~!ここは“俺の縄張り“だ~!」
と威嚇して追い払う毎日だった。 その「アオジ」は数年前から来なくなった。
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「ヒレンジャク」や「キレンジャク」も数十羽の群れを成して飛来し、隣家のクロガネモチの赤い実を食べていた。
この時も、「レンジャク」の中に飛び込んで、「アオジ」同様に追い払っていた。そんな腹立たしい事が二年続いた。
三年目からは、「レンジャク」が来る前に全て食べ尽くすようになったので、ついには「レンジャク」も来なくなった。
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スズメも日々脅かされているのだが、スズメは帰る国も無い為に、一年中、ここに留まってヒヨドリが故郷へ帰っていくのをじっと待っている。
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因みに、庭の百両(やぶこうじ)も千両も、この万両もまもなく全て食べられてしまう。
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まっ、彼等も又、“生きる為“ に必死なのは分かる。 そして、時には植物にとって良い事をする時もある。
落としたフンの中に種があり、その種が新しい命を生む事も事実だ。だがしかし、「ヒヨドリ」はそれを知って親切にフンをしている訳ではない。それは種が持っている生きる知恵だ。
あれこれ、こんなこともあって、あの国そっくりな生き方をする「ヒヨドリ」はどうしても好きになれない。
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今日は、「ヒヨドリ」が好きな人や、富山県の人たちには気を悪くさせたと思います。ご容赦下さい。 
偏屈な爺の独り言だと笑ってください。
それでは、又、元気な笑顔でお会いしましょう。 
●お詫び  「ヒヨドリ」を富山県の県鳥と記していましたが、富山県砺波市の《市の鳥》の間違いでした。
        気が付き、削除しました。 富山県の県鳥は「雷鳥」です。大変失礼しました。

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 嵐のようなヒヨドリ 
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  1. 2016/03/16(水) 00:00:00|
  2. 茶華・鳥
  3. | コメント:5
<<困った時の「花便り」(花頼り) 庭の花①  | ホーム | 春がきた>>

コメント

ヒヨドリは我が家の庭にもやって来て、雀や土鳩まで追い払っちゃいます・・・
折角懐いて我が家の庭に来だしたと言うのに・・・
写真を撮ろうと身構えている時に限って来たりしますから困ったものです・・・
  1. 2016/03/16(水) 18:13:11 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

我楽多さん
他の鳥もテリトリーを必死で守ろうとしますが、
ヒヨドリは、一寸態度が大きすぎますからね~。www
どうも好きになれません。
もう少し上手に共存してくれたら良いのになあと思います。
みかん、バナナ、リンゴなどを木の枝に差しておくと、
メジロはつがいでやって来て、一羽は見張り役になり、交互に食べています。
しかも、違うつがいがやって来て、まるでローテーションを組んでいるように
順次飛んできて食べていますから見ていて微笑ましいです。
ヒヨドリはそんな中に割り込んで、全て食べ尽くして去って行きます。
その様子を見ていて嫌になってしまうのです。
  1. 2016/03/16(水) 21:13:56 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

鍵コメ Y さん
ありがとうございました。
Yさんの予想通り、「ヒヨドリ」でした。www
ばればれでしたかね。以前百舌らしき鳥に襲われたことを記しましたから、
「百舌」と思われる人もおられるかな・・・と、思っていました。 
さすがですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメMさん
ありがとうございます。
二月は、体調がずっと悪かったので、近所を散歩したぐらいで殆ど家にいましたから、
庭に来る鳥と花を撮るくらいしかありませんでしたからねえ。
狭い庭ですから鳥は標準で撮れる位近くに来ます。
ですから、カーテンに身を潜めて望遠で撮っています。
時には望遠では近過ぎて撮れない時もあります。
  1. 2016/03/16(水) 21:35:55 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

 拙い私のブログを訪問していただき、ありがとうございました。
 お訪ねしてこの記事のてっぺんにある写真に、どきりとしました。メジロの背後で霞んでいる木々の葉の群れが、小鳥の急な動きと身構えた緊張感をこちらに伝えています。望遠の技だとしてもこの瞬間が見事なのです。それと驚異的なピント合わせ。
あー、すごいなぁ…。
 良いものを見させていただきました。
  1. 2016/03/17(木) 05:47:00 |
  2. URL |
  3. 蛙声爺 #-
  4. [ 編集 ]

蛙声爺 さん
ご丁寧に、ありがとうござます。
メジロは小さい頃からの馴染みもあって、大好きです。
それをいじめるものだから、ついヒヨドリには厳しく当たって・・・。
嫁さんからはいつも「ヒヨドリだって生きる為、子育てをする為に必死なのだから・・・と、言われます。
それもそうだなと、その時は思うのですが、ついあの態度を見ているとムラムラっと。www

メジロも動きは素早いので、飛んでいる姿は(僕には)摂れません。
止まっている姿でさえ、ピンボケが多く、UPしているのはたまたまピントが合ったものです。e-351
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメ 茶さん
ありがとうございます。
「アオジ」は、毎朝庭に出るとメジロとともに何処からか飛んできます。
臆病な鳥らしいですが、僕がもたもたと動作が遅いので安心しているのでしょう。www
かわいいですよ。そんな「アオジ」が来なくなって寂しいですね。
病気かどこかで天敵に襲われたのかも知れません。
今年も、毎朝。野鳥のエサを置いていましたがやはり姿は見せませんでした。
  1. 2016/03/18(金) 10:06:42 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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