まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

花のお江戸へお花見に 3、皇居の桜 ③ 乾門通り(2/2)

《乾門通り》の一番の桜の見所と言われている“枝垂れ桜”らしき桜木が間近に見えてきました。
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文人好みの細枝の先で、春風に優しく揺らぐ桜花の風情はなかなかのものです。
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歴史ある「門長屋」にも良く似合っています。
混雑する中では立ち止まって写真を撮れる筈もなく、歩きながら振り返りざまに両腕を上げてのワンカットです。
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「門長屋」が切れた所は《道灌濠(どうかんぼり)》。江戸城築城の武将「太田道灌」に因んで付けた名でしょうか。
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この《道灌濠》周辺は、皇居で一番美しい場所と言われている所です。
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「道灌」と言えば、江戸城築城と共に良く知られているのは
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」  兼明(かねあきら)親王。 『後拾遺和歌集』 
という歌にまつわる逸話だと思います。 下記資料参照
「七重八重(ななえやえ) 花は咲けども・・・」 って言うけど、一重じゃん。 (バシッ!八重咲きは探したけど見つからなかったの!)
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後方を振り向くと、前回紹介した「富士見多門」が石垣の上に見えます。 (この距離しか歩いてないのです)
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前方に出口の「乾門」が見えて来ました。 (「やっと」と言うか、「もう」と言うか・・・)DSC01564 (750x540)


最後にもう一度、お堀と石垣を見るために斜行して「乾濠」の見える方へ移動。
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この石垣の上は1回目に紹介した「東御苑=旧江戸城跡」になります。
濠(堀)、石垣、松、桜・・・やはり「日本の城」は良いですね~。www
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向こうに見える橋は、竹橋方面(橋の向こう側)から「乾門」を目指して歩いていた時に眺めていた「北桔橋門」 (きたはねばしもん) です。
あの「北桔橋門」から東御苑(旧江戸城跡)に入り、大手門を経由し、皇居を半周して「坂下門」から入ってここまで歩いて来たのです。
DSC01569 (750x498)
竹橋方面からはこんな風に見えていました。  「北桔橋門」は本丸の搦手(からめて=城の後ろ側)にあたり、
北ノ丸のある田安台地とをつなぐ橋で、有事には橋を跳ね上げて敵を遮断できる構造になっていました。  
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やはり、この「北桔橋門」から見た行列は、《乾門通り》の桜の客でした。
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向こうの橋から、こちらの花見客の行列を見てその多さに驚いていたのです。
おや?橋からこちらを見ている人がいますね~。僕は思わず髪の乱れを正しました。 (バシッ!正すほど無いくせに・・・) 
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いよいよ、出口の「乾門」です。最後だと思い、皆さん名残り惜しそうにカメラを向けていました。
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と、こんな具合で、「東御苑」~「皇居乾門通り」を、あっちを見たりこっちを覘いたりしながら
《お上り爺様》は「乾門」を出て来ました。
さて、これからどちらへ行こう・・・桜も揺れる。
DSC01572 (750x562) (2)
この続きは又、次回にでも。  それでは、次回も笑顔でお会い致しましょう。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
  「七重八重 (ななえやえ)花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」 兼明(かねあきら)親王の作

【山吹伝説】 道灌が父を尋ねて越生の地に来た。突然のにわか雨に遭い農家で蓑を借りようと立ち寄った。
その時、娘が出てきて一輪の山吹の花を差し出した。道灌は、蓑を借りようとしたのに花を出され内心腹立たしかった。
後でこの話を家臣にしたところ、それは『後拾遺和歌集』にある兼明親王(醍醐天皇の皇子)の歌「七重八重 ・・」の歌 に掛けて、
「山間の茅葺きの貧しい家で、蓑(実の)ひとつ持ち合わせがありません」ということを奥ゆかしく答えたのだと教わった。
道灌は《古歌》を知らなかった事を恥じて、それ以後歌道に励み、歌人としても名高くなったという。

★埼玉県越生町に《山吹の里》と称する場所があり、この地が【山吹伝説】の地であるという。
又、豊島区高田の神田川に架かる面影橋の近くにも《山吹の里》の碑があり、1kmほど東へ行った新宿区内には山吹町の地名があり、伝説の地に比定されている。ただし、いずれも真偽は不明。
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  1. 2016/04/08(金) 00:00:00|
  2. 東京
  3. | コメント:3
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コメント

 お写真の腕も凄いと感激なのですが、「このお城」何と美しいのでしょう。一度も入ったことがありませんので、「来春ぜひ」と思いました。
 とくに道灌濠、私じつは『小説太田道灌』を上梓していまして、想い入れがたっぷりに。
 ありがとうございました。
  1. 2016/04/08(金) 07:27:14 |
  2. URL |
  3. 蛙声爺 #-
  4. [ 編集 ]

やぁ~矢張り桜にはお城が似合いますねぇ~・・・
暴れん坊将軍などを見ているとそう感じますねぇ~・・・
花見は城内の季節の行事だったんでしょうかねぇ~・・・???
  1. 2016/04/08(金) 19:53:12 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

蛙声爺さん
ありがとうございます。
混雑するのはしょうがない事ですね。
(自分もその群集の一員ですからwww)
》道灌濠、私じつは『小説太田道灌』を上梓していまして、想い入れがたっぷりに。
それであれば尚更ですね。
正規の見学手続きをすれば皇居内を見学できるようですから検討してみてはいかがでしょうか。
ゆっくり個人的に見られた方が(時期も気にせず)良いかと思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多さん
ありがとうございます。
《城に桜、寺に梅》持論ですが似合っていると思います。www
将軍の花見の宴は当然行われていたでしょうねえ。
誘いを受けて参加した覚えが無いので分かりませんが・・・。www
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメMKさん
ありがとうございます。
無事のご帰還でよかったですね。さぞかし楽しまれてこられたことだろうと思います。
その際のお写真も楽しみにしております。

今から、私も故郷の瀬戸内海に出発です。
例によって独り気楽なドライブです。安全運転で帰ります。
妻と愛犬は後日、羽田からのフライト。
その時は高松空港まで《大奥とお犬様》をお迎えです。www

  1. 2016/04/09(土) 09:03:37 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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