観音寺へ所用で行った帰り、ついでと言っては罰が当たりそうですが、あちこちお寺めぐりをしてきました。
最初は、一本の木で赤、朱、黄に色づく「三色もみじ」で有名な
「法泉寺」 です。
勿論、この時期「三色もみじ」は色づくはずもなく、見頃だったのは曼珠沙華。

この辺りではちょっと珍しい「信濃柿」もこの通り、まだ青々とした硬い実です。
超小粒だし、これじゃあ千切って蟹にぶつける訳にもいきません。www
(バシッ!お前は猿か)そう言えば、昔話の「さるかに合戦」の結末・・皆さんがご存知の結末とは、最近違うらしい。
何も話を変えなくても良いのにねえ。善があり、悪もあり、そこからいろいろ考えさせれば良いのだけれど。

そもそもお寺へ来て、渋柿ぶつける話を思い出すこと自体、罰当たり者で、極楽往生できそうにありません。
慌てて花を愛でる優しさを装ったり、

他に頑張っている花はないかと探したりしていました。
全く、白々しいったらありゃしない。そんな自分がおかしくて・・・。www

誰かに密告され、閻魔様に報告される前にと、早々に退散。次に向かったのは、
山奥の法泉寺から観音寺市街地の方へちょっと下がった所に建つ
「萩原寺」 。

名前の通り≪萩≫が名所の名刹です。こちらはその仁王門。

仁王門を下がってくると右に護摩堂が見えてきます。

幟の字が良く見えるように暫く風を待ちましたが一向に良い方向から風が吹いてくれません。

こんな時は失礼して、「えい!」とばかり念じて
(棒をねじて)みますが、悪いことはできませんねぇ。
直ぐに元に戻ってしまいます。

こんな勝手な事をする爺様に良い風が吹く訳ありません。
この日は暑かったので、横の茶屋でキュッと冷えた“お酒”でもと思ったけれど、ありませんでした。
僕は生まれた時からの下戸。www 僕の言う “お酒” とは “甘酒” の事ですけど。www


仕方なく、諦めて茶店の前に建つ「客殿」の門を潜ったのですが、

この日の蒸し暑さで気も滅入り、立派な「客殿」の写真を一枚だけ撮って車の中に逃げ戻りました。
「客殿」の茅葺屋根も我が身同様、傷みが目立つようになってきました。

その後、
(途中、有名うどん店もありましたが)お腹も然程空いていなかったので
67番札所の「大興寺」に向かいました。
ここは途中の遍路道。ちょいと近道をしようとして迷い込んだ藪の道。

もうすぐ秋のお彼岸が来るけれど、≪到彼岸≫は夢の又夢。
今暫く、≪ 此岸=しがん≫(この世)とやらの迷い道を歩まねばならぬようです。

それでは又、元気な笑顔でお会いいたしましょう。 此岸(しがん)でね。www

※ 急遽、横須賀に帰らなければならない所用ができました。
皆さんの所への訪問も難しいかと思います。ご容赦ください。コメント欄も閉じさせて頂きます。m(__)m
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資料■ 萩原寺仁王門の説明板です。
ここ近年、資料、説明書等読んでもすぐに忘れてしまうようになり、いつもこうして記録に残しています。
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- 2016/09/30(金) 00:00:00|
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