まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

瀬戸内国際芸術祭2016 (粟島会場巡り 2、)

麻生祥子さんの作品「海にのって つながって」です。
≪吹く風によって波のように動き、時に呼吸をするようにゆったりと上下し、僅かに触れると水面に小石を投げたように布に波紋が伝わる・・・≫との説明がありました。
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逆に海の方から覗いたらどんな感じかなと思い、後日見に行きました。右の教室が展示室です。
正面に見える山は、四国霊場の弥谷寺、出釈迦寺のある山並みで、一番奥の高い山は金毘羅さんのある大麻山です。
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海側から見た「海にのって つながって」です。明るい秋の日差しに照らされた青いキャンバスの上に、
放課後、いつまでも教室や校庭に残って遊んでいた子どもたちの明るい笑顔が次々に浮かんできました。
習い事も学習塾も今のような状況ではなく、ゆったりした古き良き時代のことです。www
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隣の部屋に展示されていた富田紀子さんの作品「底にありて光り輝く」です。
網の結び目に一つひとつ光るテープが張られていました。海底のハマチ漁の網に色々な魚がかかって、光っている様子だそうです。光っているのは、魚だけでなく一生懸命生きている全ての生き物を象徴しているのでしょう。
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海底に沈んでいた昔の照明器具だそうです。ガラスケースに納められ廊下に展示されていました。
命無きものにも注ぐ思い。良いなと思います。
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そのまた隣の教室に展示されていた戸田祥子さんの作品「海に浮かぶ窓」です。
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この部屋でも、それぞれの特色に向かって巣立って行った子ども達の事を思いながら眺めていました。
皆それぞれの所で精一杯に頑張っている。その様子を見聞きするのは嬉しい事。
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井上唯さんの作品「nami no manimani」です。
網の起伏は、時に高く激しく、大きな渦潮となって海底深く沈み込み、再び盛り上がり、時には緩やかでてゆったり流れを表現している。どうやら我々の人生の波を表現しているようです。
DSC05361 (750x518)

この部屋でも、そんな波間に揺れ動かされながらも、きらりと光る個性を発揮して懸命に生きる多くの子ども達の事を思い浮かべながら眺めていました。(時に、そっと揺り動かして輝きぶりを見てみたり・・・www 唯さんごめん。m(__)m 
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こちらも廊下に展示されていた海底に沈んでいた茶碗の欠片です。
絶望の淵に立つ人も、いつか日の当たる時が来る・・・頑張れ!・・・とでも言っているような・・・。
島にいる時は、昔使っていたこれに似た絵柄の皿等を今でも使っている。勿論安物の雑器だが味わいがある。
DSC05359 (750x443)

杉原信幸さんの作品「貝殻の舟」です。
杉原さんも皆さん同様「粟島芸術家村」(旧・粟島中学校)で制作活動をされていました。
西浜の海から石を拾い集めて「ストーンサークル」を制作し、このブログでも以前何回か紹介した方です。
DSC05366 (750x333)

網に貼られた貝殻の箱舟です。教室を乗り超え、廊下に、更に校舎の外にまで伸びていました。
海底で命を全うした生き物への≪レクイエム≫が聞こえてくるようでした。
DSC05368 (750x492)


良くしたもので、その先に展示されていたのは、山本浩さんの作品「サルベージ」です。www
クレーン船だけあって、沢山の滑車が使われ、動かして遊べるようにもなっているようです。
DSC05371 (750x559)

山本浩さんは前回の芸術祭で「粟島製塩所」を制作した方です。
僧籍も持たれ、「坊主バンド」を結成しバンド活動もされている多才な方です。
DSC05125 (750x573)
一旦、「旧・海員学校」の教室を出たところで、今日はここまでです。この続きは又、次回にでも。
それでは又、明るい笑顔でお会いいたしましょう。 
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  1. 2016/11/06(日) 00:00:00|
  2. 未分類
  3. | コメント:3
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コメント

ん~矢張り瀬戸芸だけに海に関係する作品ばかりですねぇ~・・・
私が好きなのは、「海にのって つながって」と「貝殻の舟」でしょうか・・・
一番旧粟島海員学校に似合っている作品だと思います・・・
  1. 2016/11/06(日) 15:42:25 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

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  1. 2016/11/07(月) 14:39:26 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

鍵コメ MK さん
若い人の感性って素晴らしいなと思いますね。
えっ、僕もですか?流石ですね~。お目が高い。照れるな~。
・・・・(バシッ!)調子に乗るな!
失礼しました。演歌口ずさみながら芋を掘っている僕には到底ひらめかない作品ばかりです。
≫どの作品も素朴で海の香りがするようで・・・
僕だって、素朴で海の香りがする爺さんですけど。www
(加齢臭とも知らないでまだ言ってる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多さん
粟島には良くマッチした作品群でした。
今回は前回と同じ作家さんの作品も多くありました。
僕にも好きな作品や、よくわからない作品、あま感動を覚えない作品もありました。
作家さんから見れば、感性のない芸術を理解できな人・・・なんでしょうねえ。www
これは創る側に人や観る側の人の感性の違いですから、しょうがありません。
でも全ての作品が良かった(悪かった)なんてことはあり得ない話ですよね。www
こういうイベントは、観る人にとって、好きな作品が一つでもあり、心を揺り動かされることができればそれでよいと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメ お月 さん
ありがとうございます。
流石の若さ(^ω^)・・・UPが早いですね~。楽しみです。
僕の方は日、水、金のペースで、しかももたもたしていますから追いつかないかな?頑張りますwww
リンクの件、参考になるようでしたらどうぞご遠慮なく。
こちらこそよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメ M さん
いつもありがとうございます。
芸術祭も昨日で終わりました。また静かな島に戻ります。
ひらめきから躊躇なく作品へ。手がける表現素材や方法はいろいろですね。
出来栄えや人の目(評価)がついつい気になってしまう者にはなかなかできないことです。

お孫さん、何をやっても可愛いでしょ。
  1. 2016/11/07(月) 23:04:10 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

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喜多さん

Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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