まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

瀬戸内国際芸術祭2016 (粟島会場巡り7)

「漂流郵便局」を出た後、最後は「西浜」に向かいました。 島の最高峰、城の山から見た西浜です。
右奥に見える島は、粟島同様、前回の「瀬戸内国際芸術祭」に続き、今回も会場となった「高見島」です。
DSC02570 - コピー (750x498)

ここ「西浜」は、近くの阿島山から焼き物に適した良質の粘土が採れた為、古くから瓦作りの盛んな地域でした。
写真は、現在西日本に二基しか現存していないと言われている瓦を焼いた達磨窯です。(複製です)
073 (750x569)

こちらの民家の鬼瓦は、香川県伝統工芸士 神内俊二さんの作品です。
神内俊二さんは前回の芸術祭の折、「粟島芸術家村」で鬼瓦等を制作して発表しました。
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又、「西浜」は地名の通り西に開けた集落で、夕陽のきれいなことで知られています。
光る海1 (750x592)

 大昔、ナウマンゾウは日本にも(勿論瀬戸内地方にも)住んでいて、その骨が近くの海底からも出て来ています。※
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前置きが長くなりましたが、その西浜にはこんなものが浮かんでいました。
海底から出てきたナウマンゾウの骨を基に作られた物語(※)を説明した(手前の)絵は、近郊の小学生が一生懸命描いたものだそうです。
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たまには夕陽でもと思い、浜を歩いていると流れ着いた漁網のブイにしがみついているカマキリを発見。
こんな不安定な所に一体何故・・・と、飽きもせずその様子を眺めていました。
彼は僕に気付き、そっと手を出すと裏側に逃げ、裏側に回ると表側に逃げていましたが、危害を加えられる心配がないと分かったのか、それとも疲れたのか、やがてじっと動かなくなりました。
「こんな危うい所に居たら、潮が満ちて来て流されてしまうよ」と言い聞かせ、草むらまで運んでやりました。
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≪秋の日は釣瓶落とし≫。そんな事をしているうちに日はあっという間に西に傾きました。
右端の沖に見えている白い船は、上海⇔大阪・神戸間に就航している中国の定期貨客フェリー「新鑑真」号のようです。
ここは瀬戸内航路ですから、大型船が航行しています。
DSC05552 (750x488)

こちらの女性二人組は、レンタル自転車でこの浜までやって来たようです。(もう一人は葉陰です)
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こちらの男性二人組は、東京の方がシンガポールの友人を案内し粟島までやって来たとの事です。
二人の夕景を撮られている様子が面白く、写真を撮らせていただきました。
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そんな事がきっかけで、その後二人と近しく話ができる幸運に恵まれました。
聞くと、5時5分の定期便で帰られるとの事。時間に多少の余裕があれば、
折角(夕陽の名所)西浜に来られたのだからと、夕陽を見てから帰られることを勧めました。
DSC05576 (750x564)

ところが、折角船便を遅らせたのに、この日は思った程の夕焼けにはならず、大変恐縮してしまいました。
DSC05559 (750x498)
DSC05565 (750x488)


なかなか、天気は思うようにはいきません。
DSC05582 (750x498)

このままでは申し訳ないので、この日の写真と、日を改めた夕景写真をお送りしようと、
翌日、再び西浜に行ってみました。しかし、この日もこんな感じ・・・でした。
船が一艘やってきました。沖からは重機を積んだ船がもう一艘近づいて来ます。
DSC05636 - コピー (750x464)

どうやら沖に浮かんでいた作品が流されそうになったので、固定する作業をするらしいとの事でした。
ナウマンゾウも一人ぼっちで寂しい海の上の檻の中が嫌で、逃げ出したくなったのでしょう。分かります。www
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あんな大きな物が流されて夜間瀬戸内海を漂っていたら、小さな漁船はぶつかって沈没してしまいます。
考えただけで、ゾウっとします。www
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晩秋の夕暮れの浜辺。じっと海を見つめている女性が一人。絵になりますね~。
って言うか、そんな感傷に耽っていては、風邪をひいてしまうのでバイク飛ばして帰って来ました。www
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一通り「瀬戸内国際芸術祭」の会場を案内して回りました。
長々と下手な案内で失礼いたしました。
それでは又、元気な笑顔でお会いいたしましょう。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
※ナウマンゾウの化石は、特段珍しいものでもなく、東京周辺,浜名湖周辺,野尻湖,瀬戸内海など日本各地で古くから発見されています。
文部科学省が告示する教育課程の基準で ある【学習指導要領=図画工作編=の中に、
≪材料や場所などの特徴を基に想像力を働かせ、個々が想像(発想)したことを絵や立体、工作等に表す≫
(ことができるように指導する)と小学校の段階から提示されていますから、全国の小中高の学校では、
ずっと以前から段階的にそのような指導がされてきています。
皆さんもきっと図工の時間等で「(○○の世界を想像して作品を創造してみましょう」という経験がおありだと思います。
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  1. 2016/11/18(金) 02:00:00|
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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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