まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

根香寺~香西寺~一宮寺

今日は「根香寺」②から「一宮寺」まで、 四国八十八ヶ所霊場巡りです。
未練を残しながら山門まで戻り、ふと後ろを振り返った時、ある思いが沸きあがった。
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この谷のある独特の地形を利用した境内(参道)の造りの意匠は、窪んだ谷の部分を≪池≫に模した≪浄土式庭園≫の原型ようなものではなかったのかな・・・という思いです。
山門のこちら側を「此岸」 (しがん、現世)、池(谷)をはさんだ向こう側を「彼岸」という見方です。
※「根香寺」の創建は平安前期(嵯峨天皇、淳和天皇の弘仁年間810年 - 824年)で、≪極楽浄土≫の思想は未だ黎明期です。広く流布したのは平安後期ですが、≪浄土思想≫は仏教伝来(538年)と伴に入って来たと言われていますから、≪浄土式庭園≫の初期の形と見ることもできる・・・。≪ひいきの引き倒し≫かな?www
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いつの日か再びこの寺を訪ね、嫁さんにこの≪極楽浄土≫の紅葉を見せたいなと思いながら山門を出ました。
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根香寺には≪白猴欅(はっこうけやき)≫とともに、もう一つ≪牛鬼≫(うしおに)という伝説が残っています。
山門の左側の林の中で異様な姿でこちらを睨んでいる怪獣がいます。≪牛鬼像≫がそれです。
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資料[emoji:e-122 【牛鬼伝説】
江戸時代の初め頃、この地には牛鬼がいて人や家畜に危害を加えていた。そこで弓の名手であった山田蔵人高清に退治を依頼した。高清は3本の弓で見事に牛鬼を退治した。高清は退治した牛鬼の角を切り取り、根香寺に奉納し菩提を弔ったと伝えられている。現在、根香寺にはその牛鬼の角と呼ばれるものと、牛鬼の姿が描かれた掛け軸が伝わっている。
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「根香寺」を後に高松市内へと下っていきます。その途中に香川県総合運動公園等が見えていました。
中央に、四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズの本拠地「レクザムスタジアム」や、サッカー場等が見えます。
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こちらは高松港方面。左に桃太郎伝説の≪鬼ヶ島≫と言われる「女木島」。右に源平合戦の「屋島」が見えます。
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「一宮寺」を目指していたら偶然に「香西寺」の看板が見えたので、急遽立ち寄ることにしました。
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四国別格二十霊場第十九番札所  「香西寺」 です。
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寺伝によれば、天平11年(739年)行基により開創された勝賀寺を、弘仁8年(817年)に空海が再建し現地に移す。
嵯峨天皇の勅願寺、朱雀天皇のとき勅旨談議所に選定された。
鎌倉時代、この地の豪族香西左近将監資村が堂塔を再建し香西寺と改称する。
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その後も移転、改称を繰りかえし、寛文九年、藩主松平頼重公が再び現在地に再建、寺名も「香西寺」となる。
その後当時の七堂伽藍はほとんど失火で焼失。木造檜一本造り毘沙門天立像(平安時代初期)は昭和十六年十一月、国の重要文化財に指定される。写真右は毘沙門堂。
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「香西寺」の後に向かったのが 「一宮寺」 でした。カーナビ頼りにどうにか辿り着きました。
寺伝によれば、義淵により大宝年間(701年 - 704年)に大宝院として創建され、後に行基が一宮寺と改めたという。その後大同年間(806年 - 810年)に空海(弘法大師)が伽藍を整備し聖観世音菩薩像を刻んで本尊として安置したと伝えられる。
江戸時代までは隣接する讃岐一宮である田村神社の別当寺であったが、延宝7年(1679年)に時の高松藩主である松平頼常によって神仏分離が行われ現在に至っている。
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これで、寺なのに「一宮」という神社名が付いているのがよく分かりました。神仏習合(しんぶつしゅうごう)ですね。
「一宮寺」本堂です。本堂前の大きな木は楠です。公孫樹もきれいに黄葉していました。
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ここで今まで騙し騙し使ってきたバッテリーが完全になくなりました。
この後、出来れば「屋島寺」までと思っていましたが、仕方なく今日はここを最後に帰って来ました。
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それでは又、元気な笑顔でお会いいたしましょう。

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  1. 2016/12/11(日) 01:06:00|
  2. 香川のお寺や神社

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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