まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

庭のメジロ Ⅱ どうにもならない嫌われ者

やはり二月は逃げて行き、早いもので今日から弥生三月ですね~。
江戸時代に人生の願望を歌ったようなこんな≪戯れ歌≫があるそうな。
≪幸せは 弥生三月花の頃  おまえ十九でわしゃ二十歳 死なぬ子三人親孝行 使って減らぬ金百両  
死んでも命があるように≫
 こんなに上手くいかないのが人の世というもの。他の生き物だって皆同じ。
今日はそんな憂鬱になるような嫌~な話。
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メジロも他の鳥と同じように自分の餌場を巡回する。
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多い時は3組の番(つが)いが時を同じくして庭にやってくる時がある。
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たまに組(番い)同士の小さな抗争もあるが、www 大抵は争いを避けるかのように、
梅や椿の木をくるくるとローテーションを組んで巡回している。
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この平和友好的な生きる知恵には感動する。そんな平和な庭に割って入る“無法者”がいる。
≪我さえ良ければそれで良い≫と、形振(なりふ)り構わず≪ここは我が“領土”≫と主張するヒヨドリだ。
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もっと友好的に生きられないものかと、誰しも思う事なのだがヒヨドリにはそれができない。 
自分たちの領地でもない我が家の庭を勝手に“我が領土”と主張し、他の鳥たちを追い払ってしまう。
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我が家の庭は、鳥たちが自由に行き来できる言わば公共の安心広場。(広くはないが  www)
そんな庭をいつの間にか自分の領土にしてしまい、「入って来る奴は許さない!」と他の鳥を追い払う。
どこかの国に似ている感じ。ヒヨドリとはそういう鳥だ。可哀そうだが、これじゃあ誰からも嫌われる筈だ。
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この日もぼんやり外を見ていると、メジロがやって来て梅の枝からチィ、チィと鳴きながら部屋の中を覗いている。
エサをねだるこの可愛さについつい判官びいき。www
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“無法者”に見つからないようにと、鉢花の葉の下にリンゴを置いてやると直ぐに飛んで来た。
確かこの辺りの葉の下の方に置いてくれたはず・・・と狙いをつけて、
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ぴょんと鉢に飛び移り、探し始めるが見つからない。
「おかしいなあ、本当においてくれたの?ないじゃん!」と怪訝な顔をしてこちらを見ている。
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「よく探してごらんよ。」と言うと、きょろきょろ探し回り、「あっ、こんな所にあった~!」と食べ始める。
・・・・あれ~、このパターン(構図)は身に覚えがあるぞ・・・。 www
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「今日は何曜日? おかしいなあ~。ガネは?鍵は?時計は?・・」
と、毎日同じ事を聞くようになって来た誰かに良く似ているなと一人苦笑い。www.
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 「早く食べないと、又“無法者”に見つかるよ。」と写真撮りながらの独り言。
のんびり食べていたメジロが、急に食べるのを止めた。 「“あ奴”が来たな」と思った次の瞬間、
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「この野郎~!俺の領土(しま)に入るんじゃねえ!」とヒヨドリが襲い掛かって来た。メジロは必死で逃げる。
間一髪の所でメジロは難を逃れたが、リンゴは跡形もない。まるで ≪戦闘機のタッチ&ゴー≫ のような凄技だ。
そんな時、迎撃ミサイルで撃ち落とせたら≪スカッと≫するだろうなといつも思う。バシッ!洒落かい
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他日は、食後の休みをしていると、寄せ植えの花にメジロが飛んできてやはりエサをねだっている。
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チョイと悪戯をしてみたくなり、葉ボタンの間にリンゴの端っ切れを差し込み、
チィー,チィーと口笛を吹いて「ここに置いとくよ~。」と言いながら、寄せ植えを盛んに触って見せた。
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近くで見ていたメジロは直ぐに飛んで来て、 「確かこの辺だったような・・・・」と、探し始める。
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が、見つからない。 「変だなあ・・・確かこの辺りに・・・」 と、もう一度葉ボタンの上を探す。
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 「おかしいなあ。何処にもないじゃん。」
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 「何だ、こんな所にあったのか~。」055 (750x550)

そう言って葉の間に隠していたリンゴを素早く見つけ、引っ張り出して食べ始めた。
「早く食べないと見つかっちゃうよ。“ヒヨ”はどこかで見張ってるんだから。」と注意してその場を離れた。
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一寸の間だったが、帰ってみると忍者の如く(自身の気配を消して)“あ奴”がこちらを窺がっていた。
息を殺してチャンスを窺がう冷酷なヒヨドリ。このままでは危ない!
ヒヨドリを追い払う僕の声に驚くメジロ。
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 「逃げろ!」 と声を出しながら(思わずシャッターを押してしまう)メジロの傍に駆け寄ると、
ヒヨドリは、 「覚えてやがれ!くそ爺い!」 と言わんばかりに「キー」と喉が裂けるような甲高い声を出して逃げた。
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暫くその場で待っていると、逃げていたメジロが戻って来た。
そして、今度は慎重に辺りに気を配りながらリンゴを食べ始めた。
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無法者のヒヨドリが勝手に領土を奪い取っていく中で、小さなメジロが生きていくことは大変な事。
小さな島国日本も同じ。周辺のヒヨドリたちは今日もこっそり爪を研いでいる。ご用心、ご用心。
話がくどくて失礼しました。ついつい悔しくてね。www 
それでは又、明るい笑顔でお会いいたしましょう。 
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  1. 2017/03/01(水) 00:00:00|
  2. 茶華・鳥

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喜多さん

Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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