まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

再びの・・・奈良3、 唐古・鍵遺跡

今日は、≪又兵衛桜≫から斑鳩(いかるが)にある「法起寺」へ向かう途中に立ち寄った国史跡の
弥生時代の環濠集落遺跡 「唐古・鍵遺跡」 (からこ・かぎいせき)です。
_DSC9810 - コピー (750x562) (3)


 
又兵衛桜を出て女寄峠~桜井市に入り、195号へ。耳成山付近に来た時、急に雨が落ちて来ました。
後藤又兵衛が僕との別れを惜しんで見せてくれた“桜風吹”の様だと思いながら走っていると、(バシッ!)
ふと、この辺りは在野の考古学者であった「森本六爾(もりもとろくじ)」 の故郷だった事を思い出し、急に「唐古・鍵遺跡」を眺めながら「法起寺」に行こうと思い立ち、ナビの案内を無視し(近道のはずの)葛本町から24号線へ入りました。
※写真遠方は、≪春柳 葛城山に 立つ雲の 立ちても居ても 妹をしぞ思ふ ≫と 柿本人麻呂 が詠った葛城山や金剛山の山並みだと思います?
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暫く走ると右手に「唐古・鍵遺跡」のランドマークタワーのような≪復元楼閣≫が見えて来ました。
雨も途中で上がり、ここでは降った形跡もありません。
これなら「法起寺も」大丈夫と思い、車から降りて一寸見ることにしました。
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ここが、森本 六爾が「日本の稲作はすでに弥生時代には始まっていた」と、それまでの考古学の常識を覆す新説を提唱する根拠となった遺跡です。 ※写真は遊びで加工しました。普段冗談も言えず、真面目すぎるので・・・www  バシッ!
128 (750x528) - コピー (2)

↑≪復元楼閣≫は小高い丘の上に建っているように見えますが、平地に盛り土された小山を前景にして撮っただけです。
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森本 六爾が「この池の底に原始稲作の遺跡が眠っている!」と唱えた唐古池の中に建っています。
池の周囲には桜が植えられ「唐古・鍵遺跡」にまつわる説明板等があり、その下には広い駐車場も用意されています。
126 (750x472)

当時、帝大系の学者等で結成されていた「考古学会」の定説を覆す(在野であったが為の?)彼の新説は認められることないまま森本 六爾は1936年1月、32年の生涯を鎌倉・極楽寺で閉じました。
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彼の死後数ヶ月後、この唐古池から道路工事用の泥土を採取した折に土器や木片などが発見されました。昭和12年に発掘調査が行われて以降、間に中断はあるものの5期で100次以上の発掘調査が行われ、多数の竪穴と土器や石器などが発見されました。
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※その後、「稲作は弥生時代に定着し、安定した食料供給ができるようになったため“村”が誕生した」というのが定説となり、更に現在では全国で発掘研究等が進み、縄文後期が稲作開始の定説になっているようです。
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因みにこの「唐古・鍵遺跡」のランドマークタワーのような≪復元楼閣≫は、遺跡から発掘された高さ60㎝ほどのつぼ型の2層の屋根、渦巻き状の棟飾りや梯子、3羽の鳥や梯子土器に描かれた絵を基に復元されたそうです。 以前のパンフレットより
130 (750x501)

一寸傷みが進んできたようです。な~んて、門外漢の僕がくだくだ思っても始まりません。
≪楼閣≫の直ぐ傍に行く訳でもなく、道沿いの広場を一寸動いただけの省エネ観光をし、慌てて「法起寺」へ急ぎました。10分程の道草でした。
_DSC9814 (750x498)
昨日は、PC画面が急に最小画面になってしまい、どうすることも出来ず困り果て、知人に電話して(しっかりして下さいと笑われながら)やっと復旧し、午前中にUPすることが出来ました。
と、他用をして今見たら、何と“下書き”(非公開)のままUPしていたのに気づいて慌てて“公開”にしました。
UPした時に確かめずに後悔しています。 (バシッ!) 最近、こんな不注意からくるミスが多くなりました。困ったもんです。www
それでは又、明るい笑顔でお会いいたしましょう。
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  1. 2017/06/18(日) 11:10:56|
  2. 奈良
  3. | コメント:2
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コメント

なんとかもう一度行ってみたい景色を何回も何回もみています 年を取ると今のことより昔のことがせんめいにおもい浮かぶと言われることを実感しています三浦は久しぶりの雨でほ広々とした畑の作物が大喜びしています今年は水無会もでられない人が大部分で年月の流れを感じています
健康に気をつけて色々な風景写真を撮ってください  OH
  1. 2017/06/25(日) 12:14:20 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

ありがとうございます。
お元気ですか?
水無月会も出席して皆さんとお会いしたいのですがなかなかかないません。

今日の「唐古遺跡」と森本六爾は
OHさんと同じ職場に居た頃に
藤森栄一『二粒の籾』(1967年、河出書房)を読み初めて知りました。
この『二粒の籾』からは、その後の自分の生き方に大きな影響を受けた一冊で、今でも大切に保管しています。
  1. 2017/06/25(日) 21:25:10 |
  2. URL |
  3. 喜多さん #-
  4. [ 編集 ]

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喜多さん

Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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