まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

京都八瀬/瑠璃光院 2

瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわしたと言われる瑠璃光院の主庭。《瑠璃の庭》.。
比叡山系から湧き出た清水が一条の流れとなって数十種の苔の庭をぬって流れている。
今日はこの瑠璃光院の庭などを中心に見ていくことにします。
DSC_5584★瑠璃の庭★ (750x500)

庭の奥にある巌の辺りから流れ来る清水は、幾筋もの川となって《瑠璃の庭》を流れている。
DSC_5591★瑠璃の庭★ (750x360)

遠い川は、浅く緩やかな流れを白砂で表現したものなのか、手前の川は深山幽谷の趣を表現しているのか、深く速い遣水(やりみず)となって我々の目の前を流れている。
DSC_5592★瑠璃の庭★ (750x351)

もしかすると、遠く緩やかな流れは彼岸(極楽)の世界、近くを流れる激しい流れは
生死輪廻の迷いに満ちた我々此岸(しがん)の世界を表現しているのかも知れない。
そう言えば、お彼岸ですね。墓参りに島にも帰省者見かけるようになりました。
DSC_5591★瑠璃の庭★ - コピー (75そう0x551)

そんな作庭の基礎知識も心得もない爺様でも十分に半島や島を成す苔や石、
砂紋は施されていなくても水の流れや大海を想像することはできる。
DSC_5593★瑠璃光院・瑠璃の庭★ (750x565)
嗚呼 それにしても この巌の碧(あお)さはどうだ この島の翠(みどり)はどうだ。
何と深みのある美しさだろう。
DSC_5589 - ★瑠璃の庭★ (750x532)

そんな感動を抱いたまま次の書院へ。障子にも木々の緑が染まっている。
秋には赤く染まる事だろう。これも庭と書院を造った棟梁の計算された設計だろうか。
DSC_5597★瑠璃光院・瑠璃の庭★ (750x502)

この庭園は一体誰のに手に因るものだろう・・。(知らないと思いながらもついつい癖で)ガイド(嫁)さんに聞くと、
「この庭は、代々、佐野藤右衛門さんが手掛けているようですよ。」と、さらりと返事。 
DSC_5595★瑠璃光院・瑠璃の庭★瑠璃光院 (750x548)

嫁さんはどうやら事前に下調べをしていたようだ。 いつも偉いなと思う。www それに比べ・・ 
「佐野藤右衛門・・・う~ん、どっかで聞いたなあ~。あっ、あの“桜守”の藤右衛門かい?」と聞くと、
DSC_5596★瑠璃の庭★ (750x500) - コピー

「そうですよ。3年前、吉野山の桜を見に行った時、桜が咲いてなかったものだから、どうしても桜が見たいと言い出して、
急遽渡月橋の近くに宿を取り、翌日嵯峨野の方に桜を見に行ったじゃありませんか。
その時、タクシーの運転手さんに無理言って訪ねた佐野藤右衛門邸・・。
その代々の藤右衛門さんがこの庭を守っているそうですよ。」との返事。※その時の様子→佐野藤右衛門邸の桜
DSC_5600★瑠璃光院・瑠璃の庭★

「あ~、そうなのか~やっぱりねえ。そう言えば、そんな事があったねえ。藤右衛門邸には
立派な桜が沢山あった。あの時は念願の“醍醐寺の桜”も見たし、奈良の又兵衛桜も見事だった。」
DSC_5599★瑠璃光院・瑠璃の庭★ (750x514)

「お父さん、違います。又兵衛桜は蕾だったので、翌年の春、(島に帰る途中に)行き直したじゃありませんか。」
「ああ、そうだったね。最近忘れっぽくなったなあ。」「いいえ、以前からです!」 
※我々は、鯉?しているとは言えコロナ対策でこんな濃密な距離で会話はしていません。www
マスクして庭を見ながらの会話でしたからご心配なく。www (バシッ!誰が心配などするものか!) 
DSC_5602 - ★瑠璃光院・瑠璃の庭★ (750x562)

本尊の阿弥陀如来像を祀る本堂まで進んで来た。本堂と言っても別棟ではなく書院の一室。
ここでは直接朱印帳への記帳は実施せず、希望者自身が年月日を記入する御札タイプの御朱印だった。
混雑回避の苦肉の策か。掛け軸には「鳩摩羅什(くまらじゅう)三蔵法師」の拓本が掛かっていた。
DSC_5598★瑠璃光院・瑠璃の庭★ (750x507) - コピー

書院の一角にある茶庵「喜鶴亭」は随分開放的な茶室だった。
DSC_5604★茶庵喜鶴亭★ (750x500)

以前「茶席から庭を観る時は座して観るのが面白い」と友に教えられた事を思い出し慌てて座って撮った。
成程景色も一変した。※入室禁止なので廊下から。
DSC_5605★茶庵喜鶴亭★ (750x421)

「喜鶴亭」から最後の書院へ。前庭は《臥龍の庭》。 先程見た二階の“机に反射する青もみじ“が蘇る。 
ふと廊下を見ると、先客のものと思われる足跡が2つ3つ・・・残っていた。雨で靴下が濡れていたのかな?
廊下だから仕方ないが、ここは通行止めにして、座敷から眺めるようにした方が良いと思うが。
DSC_5606瑠璃光院 (750x543)

お湯の溢れる掛け流し露天風呂・・・でない。書院1階の廊下にリフレクションする見事な青モミジ。
書院二階の机に映る“青もみじ”や“紅葉”ばかりが脚光を浴びているが,こちらも負けていない。頑張れ!www 
足跡をつけてはならないと座敷から。朝早くの訪問だからこそ撮れた奇跡の一枚!!(バシッ!大げさな)
DSC_5607瑠璃光院廊下 (750x490)

と、言うことで、早、玄関まで戻ってきました。玄関から見た「山露地の庭」。
DSC_5613★瑠璃光院★ (600x750) - コピー

路地の石畳は「山露地の庭」の中に建つ庭門へと続いている。 
記念に我がガイドさんの後ろ姿でも撮ろうかと思った時にはもうない。
おいおい、待ってくれととばかり追いかけると・・・。
DSC_5615 (750x482)

あっ、居たっ!と思ったら・・・夢幻か、他人の女性だった。 我が嫁さんは前を行く傘の中、www (バシッ!)
DSC_5618瑠璃光院 (750x500)

山門を出た所で、嫁さんは待っていてくれました。
短い時間(40分程)でしたが、満足度99%の瑠璃光院でした。後の1%は一人二千円の拝観料。www
DSC_5619 (750x500)
それでは又、元気な笑顔でお会いいたしましょう。
あっ、気になる灯篭(青銅製)を玄関付近で見つけました。ふしぎ発見・・って所でUPしました。
DSC_5608瑠璃光院灯篭 (616x750)
スポンサーサイト



  1. 2020/08/08(土) 00:00:00|
  2. 高野山・京都

プロフィール

喜多さん

Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

カレンダー

08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

いいなって思ったらクリックしてください

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリ

春 (3)
粟島遠望 (6)
未分類 (164)
桜 (12)
ノスタルジア (3)
茶華・鳥 (35)
えっちゃんの花畑 (9)
木の花 (14)
春の花 (9)
横須賀 (147)
横浜 (26)
鎌倉 (43)
東京 (65)
奈良 (50)
高野山・京都 (30)
海員学校 (5)
船、港 (45)
城の山より (13)
西浜 (34)
島の人 (7)
下新田 (10)
姫路 (3)
花畑 (8)
詩歌 (3)
旅行 (42)
紫陽花 (23)
草花 (121)
三浦半島 (17)
夜景 (10)
花散歩 (42)
粟島散歩 (105)
小動物 (49)
家族 (20)
お出かけ (117)
年中行事等 (56)
朝の風景 (35)
夕景 (12)
日々の出来事 (27)
香川 (23)
粟島 (9)
奈良・京都 (1)
愛媛 (19)
黒川/財田駅周辺 (19)
徳島 (19)
三豊市(山本町,財田界隈) (55)
香川のお寺や神社 (141)
紫雲出山 (17)
高知 (11)
島の桜 (10)
お寺 (0)
島の春 (10)
庭の花 (76)
来島者たち (36)
鉄道関係 (71)

検索フォーム

RSSリンクの表示

天気予報


-天気予報コム- -FC2-