今日は下屋の路地に咲く「ノウゼンカヅラ」に集まるアゲハの様子と爺様の心配事です。

この「ピンクノウゼンカヅラ」は南アフリカ原産の常緑つる性木本で、暖地以外では落葉するそうです。
ここは温国瀬戸内の島。葉は冬でも残っているのだろうか・・・。

そういえば橙色のノウゼンカヅラは、12月初旬には殆ど落葉しているが、このピンクノウゼンカヅラの葉は残っている。春に来た頃は
(今年はコロナの関係で7月だったが)共に若葉色しているから今までそんな事には無頓着でいた。

この花は次から次に沢山花を咲かせる。それにしても今年は例年になく沢山の花が咲いた。

枝も下屋の側面いっぱいに広がっている。この勢いだから今年のように3ヶ月も島に来るのが遅くなると、
一気に母屋の方へ伸びていってしまうので心配だ。

来年の春もどうなるか分からないので、
(帰れないこともありうる)大胆に切り戻して帰らないと大変なことになる。
「庇(ひさし)を貸して母屋を取られる」という諺があるが・・・そんな心配も・・。

これは何?雌しべの花柱? な~んて、空々しい冗談など言っていられない。

のんきなアゲハは相変わらず頭を突っ込んで夢中で花蜜を吸っている。

だからといってこの吸蜜姿勢は危ない。自分を取り巻く周辺にも気を配らなければ命を落とすことになるかも知れない。

周りをよく見ながら、このように、管(口吻)を伸ばして蜜を吸わなきゃあね。

折角このような伸縮自由なクルクルストローの“口吻”を持っているのだから、有効利用しなきゃあ駄目だよ。

そうそう、この姿勢が安全だ。周辺に気を配りながらね。

武器を持て(た)ないなら、せめてこの自ら身を守る姿勢は忘れてはいけない。

前回も、無防備に食事をしていると天敵に狙われるから危ないと注意したのに、
「平和な日々だ。ここは平和な楽園だ」などと、懲りないねえ。

天敵は蜂ばかりではない。蜘蛛も花の側に網を仕掛けているし、こんな巧妙な“忍びの者”もお前を狙っているんだよ。
分かるかい・・・。鎖鎌を持ったしたたかな忍者が身を潜めているんだよ。
爺様の忠告も聞かず平和ボケしていると・・。

巧みな罠にかかってしまう。決して油断はなりません。庭の生物界の話ではありません。
北方領土は呑み込まれました。南西諸島は既に噛まれました。忍者は食らいついたら絶対離しません。
次は南太平洋諸島や尖閣です。否、尖閣は既に手が掛かっています。

失礼。ついつい将来のこの国の事を思うと・・・。杞憂
(きゆう)で終われば良いがそうは行かないのが現実。

こんな心配をしていると、心まで寂しくなって来て、

思わず空を見上げてしまいます。一体この先どうなるんだろう。空の上から眺めることになるが・・・。
真っ赤な血で染められた祖国を見るのは辛い。爺様の妄想、杞憂であって欲しい。

年をとってくるとついつい弱気になって、嫌な話をしてしまいました。すみません。
急に秋めいてきました。体調管理にお気をつけください。
それでは又、明るく元気な笑顔でお会いいたしましょう。
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- 2020/09/25(金) 00:00:00|
- 庭の花
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