朝、リビングのシャッターを開けると、何処で見ているのかメジロとスズメが飛んで来ます。
そして申し合わせた様にメジロは椿の木に、スズメは松の木に止まって餌を待っていて、
庭に出て「モーニングセット」だよと、口笛の合図すると、サッとやって来て朝食が始まります。
今日は平和そうに見えるスズメの抗争話です。生きるって大変な事です。www

メジロには、ヒヨドリ除けの新しい餌箱に果物とオレンジジュースを入れ椿の下に、
スズメには、市販の野鳥の餌を黒松の表皮に出来る亀甲状の割れ目に入れるのが日課です。
今日は、そのスズメの餌を啄む時の抗争劇です。

スズメは民家の近くで生活し、民話や童謡等でもよく知られている親しみのある野鳥です。
そんな身近な野鳥ですが、何故か警戒心が強く近づくとすぐ逃げてしまいます。
捕獲され、食料にされていた時のDNAが未だに受け継がれているのでしょうか・・・www

いつもは大小のグループで、楽しそうに餌を食んだり、おしゃべりしたりしていますが、

時にはこんな寂しそうな顔をしている時もあります。・・・ 仲間と喧嘩でもしたのでしょうか。
仲間外れにされたら雀は一羽で生きていく強さはありません。

実は、スズメは平和そうに見えても、結構一寸したグループ間の小競り合いもあるのです。
右の雀A「おい、ここは俺たちの餌場だ。出て行け。」と仲間を2羽従え威嚇しています。
左の雀B「・・・・・・」 仲間の雀はやばい事になりそうとビビり腰。

雀A「おい、聞こえねえのか」
雀B「グチュグチュうるせえなあ!」と言い返しています。
「こりゃあ喧嘩になるぞ。困ったなあ。」「爺様、喧嘩止めないで写真なんか撮ってるぜ」

雀A「何だと、文句はあるのか~。え~!」と雀Bに飛びかかると、
一方雀Bは「何しやがる」と、咄嗟に身を躱
(かわ)し、
(《スズメ返し》という。👈冗談です)
直ぐに舞い戻って来ました。他の仲間は息を潜め、成り行きを心配して怯え顔。
それを見た雀B、ここで引き下がったら俺の面子(めんつ)が立たねえ・・と、戦闘モードに。

雀A「お前、ここは俺の餌場だと言ってるだろ!分かんねえ奴だなあ。スズメ焼きにするぞ!」
雀B「うるせえ。《仲良くみんなで食べるんだよ》と爺様がいつも言ってるじゃないか。」
雀A「あんな爺の言うことなんか知っちゃいねえよ。欲しいものは皆俺のものだ。」
爺様「何だと、Aよ、わしは耳が遠いから、もう一度大きな声で言ってみろ。」
と怒りたいところだが、雀の喧嘩に加わったとなりゃあ体裁が悪いので黙秘・・・。

雀B「何!俺が下手に出りゃあいい気になりやがって、面白え、やってやろうじゃねえか!」
と反撃。思わぬ雀Bの反撃に雀Aも驚いて退散。
(この心意気が大事。《遺憾の意》をいくら伝えても心無い雀Aには伝わらない。何かの構図そっくり
)
怯えていた雀Bの仲間たちは安心して野鳥の餌を食べていました。

それでも
(Bグループのリーダーらしき)雀Bは、未だ警戒だけは解きません。いつ反撃してくるか分からないですからね。

その日のランチタイムでも小さなトラブルが・・・。ここは庭にある尖閣のよう小さな岩の上。
二羽のスズメが静かに昼食中、別の二羽のスズメがやって来ました。

争いが起きそうな空気が流れたと思ったら、案の定です。
領庭侵犯はどちらか定かでないが・・・後から来たスズメ達が追い返されましたが・・・、

一旦離れた二羽が再び現れました。・・・

先に居たリーダーらしき一羽が、凄い剣幕で追い返しました。
平和そうに見える庭も鳥たちにとっては戦場です。勝手に餌をあげるのも考えものですね。
可愛さの為に用意する餌も争いの種になってしまいます。仲良く食べてくれればよいのですが。

因みに、雀と(たまに顔を出すシジュウカラの)餌はこれです。残念ながらセキセイインコや
カナリヤは飛んで来た事はありません。www招かざるカラスとヒヨドリばかりです。

明けて2月1日、昨日と同じ餌場で同じ様な一触即発の不穏な動きがありました。

この日の解説は簡略にしますが、多分昨日と同じA、Bグループ同士だと思います。
全く陣地取りの構図(位置)は同じです。A、Bのリーダーはやはり仲間を引き連れています。

仲間の手前、リーダーってものは後に引けません。多勢に無勢であっても戦わなければ・・・。
“男の美学”・・・男(♂)ってやつは見栄っ張りで困ったもんです。www
(この程度のコメントなら《ジェンダーフリーの原則》に反していると訴えられる事は無いでしょう。www)雀Bは、「彼奴等又来たな・・・」と身構える。

双方、睨み合い無言。「・・・・・」「・・・・」昨日と又同じ感じだぜ・・・。

こういう時は目そらした方が負け。意地の睨み合いが続いています。
どうする?見守る?止めに入る・・・。

雀A「おい、やるか。昨日の雪辱戦だ。」
雀B「お前がやるなら、引くわけにいかないだろうが・・」と、引くに引けない睨み合い。
こういう時は、内心では双方とも《誰か仲裁に入ってくれる奴が来ないかな》と思っている。www

もうこれ以上喧嘩は見たくなかったので、止めさせようと側に行ったら
両グループとも一斉に飛び立って事無きを得ました。争いは見るのも嫌ですからね。

オリンピックの新会長さん、どうやら落ち着こところに決まりましたね。
コロナも早く収まって欲しいです。

それでは、皆様にとって今日も明日も、穏やかな良き一日でありますように

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- 2021/02/19(金) 00:00:00|
- 茶華・鳥
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