まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

島の春  【最終便】

日もかなり長くなりました。 今日は島と本土を結ぶ定期便の最終便をご覧下さい。
須田港を午後7時05分に出港した粟島行き最終便が入ってきました。
最終便s1



参考までに、一ヶ月程前(4月28日)に撮った最終便の様子をご覧下さい。
※5月6日に紹介した時と重複する写真がありますが、明るさを比較するのに良いかなと思い掲載しました。
※それにしても写真曲がっていますねえ。これでも僕は水平に撮ったつもりでした。
最近頭が重く吐き気が治らないのは、やはり三半規管の異常からくるのでしょうかねえ。 (バシッ!言い訳するな!)
詫間1


本土・須田発午後7時05分発の最終便が粟島に帰ってきます。
詫間2

 
後方、山中に二つ薄く灯りが見えていますが、そこは四国八十八箇所73番札所「出釈迦寺」の灯りです。
前回はこの灯りが目ない方の写真を掲載してしまいました。その後方一番奥の山影は金比羅さんの山です。
夜はいつもこんな夜景を見ながら過ごしています。本土を走る列車の灯りを眺め、色々な人生を背負った人たちが乗っていることに思いを巡らせるのも好きな一時です。
詫間5


やや東に視線を移すと、讃岐富士と呼ばれる飯野山が見えてきます。 街の灯は多度津です。
詫間3


それでは、24日の最終便の入港、出港をご覧下さい。(同じような写真ばかりでつまらないと思いますが)
1ヶ月前と明るさを比べると、随分日が長くなったことが分かります。
最終便s 002


間もなく粟島港に到着です。この辺りで汽笛が「プオ~」と鳴ります。我が家の夕飯を知らせる音でもあります。www
最終便s 03


今日の乗客も・・・二人くらいだと思います。
島には高校がありませんから、昔は本土に通学していた高校生で賑わった最終便です。
最終便s 04


丁度大潮の干潮時で潮もかなり引いています。視線を変えて、(潮位が分かる)防波堤の色を見て下さい。
瀬戸内海の干満の差が大きいのがわかります。3mはゆうにあります。
最終便s 006


最終便出港まで10分程ありますから家で待とうとしたら(もう蚊が出て、若い血を求めていますからねぇww・・家に引き返そうとしました)「黒種草」が「www、弱虫、逃げてら~」と笑っていました。
最終便 007


この「黒種草」、ものすごく小さな黒い種を持っているのでこの名がありますが植物名は「二ゲラ」です。
(バシッ!洒落かい。)一昨年、道路に種を蒔いておいたのがこんなに増えました。
この時刻に見ると「青い星」のようで、更に可愛くきれいに光って見えます。
最終便 021


こう見ると、我が家への露地も捨てたものではありません。(と、一人で悦に入っています。www)
「アカバナ=夕化粧」のピンクと良くマッチして感じのよい露地になりました。黄色い「小待宵草」とも良く合います。
コピー ~ 最終便 022


結局、家には入らず「二ゲラ」を撮っている間に10分程経ちました。7時30分、最終便の出航です。
最終便 10


最終便というのは列車やバス、飛行機・・皆寂しいものですが、船はいつまでも姿が見えますから尚更です。
最終便 11


本土の灯りを眺めていると、たまには横須賀に帰りたいな~と思うことがあります。
船も潤んで見えます。 (バシッ!手振れでしょう)
最終便 12


それでは、また。お元気で。


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  1. 2012/05/25(金) 01:03:00|
  2. 夜景
  3. | コメント:6
<<高知県/八畝(ようね)の棚田 1 | ホーム | 島の春  【京の浜】 ②>>

コメント

ほんとうだ(*^_^*)
ニゲラの写真が写ってますね!!

これもまた良しでしょう!(^^)!気が合いますね♪
  1. 2012/05/25(金) 17:39:27 |
  2. URL |
  3. こうちゃん #-
  4. [ 編集 ]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2012/05/25(金) 23:39:36 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

こうちゃんさん
ありがとうございます。
「二ゲラ」可愛く美しく繊細で強いところが好きです。
もうすぐ種が出来ますから家の周りにでもばらまいておくと来年楽しみですよ。
本当にばら撒いておくだけ。後は忘れていても大丈夫です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鍵コメさん
ありがとうございます。
花、可愛いですよね~。癒されます。
お互い花でも撮りながら長生きしましょう。wwww
  1. 2012/05/26(土) 00:13:17 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

今日は4枚目の写真の北さんのコメントに心動かされました。
「夜はいつも   思いを巡らせるのも好きな一時です。」
北さんの粟島での生活ぶりがよくわかるコメントです。
「本土を走る列車の灯りを眺め    」
そうなんだー、粟島での生活にはこんな穏やかな一時があるんだ。
想像力だけをじっくり抱いて静かに生きている老人(ごめん)もいるんだ。
老いての想像力は人を癒し和らぎを賦与するものです。
この暮れなずむ粟島の夕景に私も癒されます。
又、「クロダネ草」は、本当に「青い星」、粟島の夕景にぴったりの花です。
  1. 2012/05/26(土) 18:04:45 |
  2. URL |
  3. ふうちゃん #-
  4. [ 編集 ]

最終便を見送るときの心の動きは実際に暮らした人しかわからないかなと思います
船が消えるまで手を振り続け見えなくなった後の静寂がちょっと寂しかったなって思います
近々神奈川へお帰りになるとのこと
道中はくれぐれも無理をなさらないようにお気をつけください
  1. 2012/05/26(土) 18:05:51 |
  2. URL |
  3. ふぅ #-
  4. [ 編集 ]

ふうちゃん
ありがとうございます。
慣れたとはいえ島の夜は静か過ぎて、ついつい窓を開けて本土の方をぼ~っと眺めています。
聞こえてくるのは魚の跳ねる音と本土を走る救急車のサイレンぐらいです。
昨夜は土曜でしたからみなと近くの防波堤で徹夜で釣りをしている人の話し声も聞こえて来ました。

夜走る列車の灯りを眺めているといろいろな人間ドラマのイメージが広がって・・・
小説の一つや二つ書けそうな気がします。www

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふうさん
ありがとうございます。
早朝の一番船を見ていてもさほどのことは感じないですが
灯りだけが見える最終便はいろいろなことに思いが及びますねえ。

6月にはいろいろ用事もあって、帰ります。
心残りは、それまで手入れをしてきたトマト、キュウリ、ナス等が採れ出す頃なので残念です。
トマトなど芽かきが出来ないので、枝葉が広がって大変なことになっていると思います。e-260
  1. 2012/05/27(日) 23:34:41 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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