まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

ぶらり粟島散歩  粟島芸術村 ③

 杉原信幸さん  がストーンサークル制作に選んだ浜は、
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遠く太古の時代から人々が暮らして来た幸豊かな海辺にあります。
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遠くに見える荘内半島の頂上は弥生時代の高地性集落で有名な 紫雲出山遺跡 が広がっています。
その麓の集落から粟島までは僅か1キロほどの海峡で、当時あったであろう丸太の舟もで漕いで渡れる距離です。
悠久の時


この浜にあるNさんの家の庭や畑からは(子どもの頃)古代人の使用した土器や石鏃が多く出土していたといいます。
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この日落ちる西浜の集落から東に200mも行けば、日いずる東風浜の集落に出ます。
古老の話だと、ここは島の最高峰・城の山からの湧き水が良く出ていたと言う。
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日の出から日の入りまで日の当たるこの平坦な地は、古代、集落の祭祀が行われていたとしてもおかしくありません。
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時には海流を利用して沖に見える島々(現岡山県)とも交流があっても何ら不思議は無く、
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時には島々との争い事が起こり、勝利を祈願したり死者の霊を鎮める祭祀を行ったりしても不思議ではありません。
この浜はそんなところだったかもしれません。
DSC01956.jpg


杉原さんは古代に夢を馳せ、自分の想いを醇化させながら石を集め、配列していったのかも知れません。
そのような悠久のロマンを思い描きながらこの列石を眺め直すと、又違った世界が見えてくるように思えます。
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今頃はこの作業も佳境に入り、7月14日の発表展を迎えるばかりになっている筈。
夕刻、空が燃える頃から始まるセレモニーに参加できないことが悔やまれます。
DSC01959.jpg


それでは、また、お元気で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■余談ですが・・・それにしても、今年の梅雨は良く降ります。
実地調査をし、慎重にこの地を選ん杉原さんの唯一の失敗は・・・、
DSC01732.jpg


草の成長の早さがこれほどまでとは思っていなかったことでしょう。wwww
島の草は、抜いても抜いても後から追いかけてきます。
肥料の効いた畑の草など、草を抜きながら後ろを振り向くと、もう新しい草が生えているくらいです。wwwww
DSC01755.jpg


きれいに草を刈ってやれやれさっぱりしたと思ったら・・・、
DSC01283.jpg


二週間もすればこんなに草が茂りますから大変です。蚊に刺されながらの奮闘、ご苦労様でした。・笑・
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それでは最後まで見ていただいた皆さんに西浜で見つけた素敵なものをプレゼントします。
ストーンサークルの近くで群を成して飛んでいました。「アサギマダラ」 後日又紹介します。
コピー ~ DSC01142
こちらは浜で拾った「さくら貝」です。
コピー (2) ~ 5,22S 039
  【さくら貝の歌】 
1 美わしきさくら貝ひとつ   去りゆけるきみに捧げん
  この貝は去年(こぞ)の浜辺に  われひとりひろいし貝よ

2 ほのぼのとうす紅染むるは  わが燃ゆるさみし血潮よ
  はろばろと通う香りは   きみ恋うる胸のさざなみ

  ああ なれど わが思いははかなく  うつし世の渚に果てぬ

この歌がつくられたのは 昭和14年(1939) 秋のことです。


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  1. 2012/07/11(水) 00:00:29|
  2. 粟島散歩
  3. | コメント:7
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コメント

”北さんさま”、おはようございます。
当方、娘の出産ごとで右往左往、まほろばの島詩さまブログを拝見すれど・・・・。
今朝ちょっと時間が出来、粟島芸術祭シリーズ記事を一気に拝読させていただきました。なんとすばらしい芸術祭、そして記事内容に感動いたしました。気の遠くなる歴史を歩んで来た大和民族へ思いを馳せ、悠久の世界に引き込まれる粟島風景に胸が熱くなりなした。ストーンサークル、浜辺に寄せる波そして芸術家の思いをほうふつさせるシルエットが浮かび上がる、真っ赤に燃える夕陽、なんと感動的でしょう。
当方が法起寺の夕焼けで、かつて眺めたであろう古人に馳せる思いと重なるものでした。私の薄っぺらい記述では、この感動を伝えられません。ありがとうございました。
  1. 2012/07/11(水) 09:00:48 |
  2. URL |
  3. ろまんすぐれー #-
  4. [ 編集 ]

北さん、体の調子はどうですか?少しはよくなりましたか?
歳を重ねると目も悪くなる、耳も遠くなる、手足は不自由になる。それでも人は老いて行く。
でも、今日のブログ、そして今日頂いたRさんのコメントを見て少しうれしくなりました。だから私もこの感動を少しお伝えします。
写真とそれに添えられた文言を見ていると、北さんの若々しい感性、気概、美意識がそこここに感じられます。
60数年自分の中に生き続けているこの感覚は自分の人生を肯定する大きな力となっています。
だから元気を出してこれからも大いなる活躍を期待しています。
老いることは必ずしも寂しい事ばかりではないですな~~!共にがんばろうぞ!!!
  1. 2012/07/11(水) 10:21:45 |
  2. URL |
  3. ふうちゃん #-
  4. [ 編集 ]

今年の梅雨は本当に雨が良く降りりますねぇ~・・・
しかし2週間であれほどの草が生えるって言う事は余程豊饒な土地なんですねぇ~・・・
私の所の畑の土と交換して貰いたい位です・・・
  1. 2012/07/11(水) 13:13:28 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

ろまんすぐれーさん
お嬢さんのご出産、おめでとうございます。
》当方、娘の出産ごとで右往左往・・・
私も昨年の夏、初めて孫の出産時に居合わせていましたが、何をしていいやら・・
結局、運転手しか出来ませんでした。
(初孫の時も粟島で知らせを受け、一人で乾杯をしていました。)
男って奴は、こんな時に何にも役立たずで、ただ嬉しくうろうろするばかり・・・e-260
そこへいくと婆さんは良く気がつき、てきぱきと動いて手助けして頼りになりますねえ・・・。e-259

【粟島芸術祭】ありがとうございます。
過分なお言葉、素直に嬉しいですが・・・穴があったら入りたいです。
でも・・・入ったらそのまま出て来られなくなりそうなのでやめておきます。www
そのまま穴に入って…後世発掘された時、おっちょこちょいの学者に「お~、この島にピテカントロプスが・・・」な~んて言われるのもしゃくですしね。wwww
冗談はともかく、この浜の夕景は法起寺の夕景同様飽きることはありません。
又、ストーンサークルが似合う浜辺だと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふうちゃん
今日は上野の二美術館へ行ってきました。
二つとも「フェルメール」の絵を観るのが目的でした。
①西洋美術館・・・・・「真珠の首飾りの少女」
②東京都美術館・・・・「真珠の耳飾りの少女」
知名度、人気度は圧倒的に②の真珠の耳飾の少女」です。
私は勿論②も見たかったですが、①の《首飾り》の方がより見たかった絵です。
勿論期待通りり鮮烈に印象に残りました。

ああいう光の取り入れ方をした写真を撮ってやろうと意欲がふつふつと沸いて来ました。www
《可愛さ》という点では文句なく①の方でしたがね・・・。バシッ!
孫にあのようなポーズをさせて撮ろうかな・・・と思ったりして。www
大きくなって「あれ~、この写真どこかで見たような・・・」
な~んて気付いてくれる様な子になって欲しいと思いますが・・・。www

それにしても、「真珠の耳飾の少女」②の混みようは尋常ではありませんでした。
切符を買うのに1時間、館内に入ってからも入場制限で1時間。
そして又、最前列で見られる列はこれまた1時間近く並びます。

これで少しは元気がでるかなと思いましたが、
帰りに銀座へ寄って、7時過ぎまでふらふらしていましたから結局疲れきってしまいました。
0時半近くになりますがさすがに今日は眠いですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我楽多写楽さん
ありがとうございます。
全くしつこい(島では《ひつこい》と言います)梅雨ですねえ。
でもこの雨は畑には助かりますね~。

》私の所の畑の土と交換して貰いたい位です・・・
我が家も同じ思いです。www
芋とか豆類が育つ土地です。すなわち栄養分の少ない土地です。
今年かなり肥料の入った土を入れましたから今後が楽しみです。

  1. 2012/07/12(木) 00:38:09 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは~♪

夕焼け、3枚目の夕焼けがええ~ですね!
こんな夕焼けを見ながら、思いに耽ってみたい・・・
ってキザですか(笑)芸術には天敵の雑草ですか、
生えるなら私に、どうぞって。。。でも、最近、めっきり
薄くなって。。。これも、人生の試練なのか?!
試練が多すぎて。。。今日は、大雨洪水注意報の中
爆走して来ました。また、3,4日したらアップしますね。
  1. 2012/07/12(木) 20:37:36 |
  2. URL |
  3. ken #-
  4. [ 編集 ]

北さん、こんばんは、

お久しぶりです、
何時も、お元気に活躍されており何寄りです、
そちらは歴史的にも語られる土地柄だけに、宝の山ですね、
私も子供の頃、市の主催の石器発掘のイベントに参加した経験があり、
思い出していました、
北さんの人柄と、人望が垣間見られ、つい引き込まれてしまいます、
梅雨明けも、もう暫くでしょうか、
暑さも本番ですね、ご自愛願っています、
どうも有り難う御座いました。
  1. 2012/07/12(木) 22:08:24 |
  2. URL |
  3. Digital_Photo 花遊悠 #-
  4. [ 編集 ]

Kenさん
ありがとうございます。
夕日、朝日、ぼんやり眺める心地よさ・・。
泣きたくなったり、勇気がわいてきたり色々です。

ing ・・・現在進行形の人は幸せです。 
the end と宣告された僕などうなるのe-259 wwww
もう開き直るしかありません。e-260 wwww

大雨注意報の中を爆走・・・?
スピード違反で捕まって「THE END」なんて言われないように、
事故なく見つからないよう飛ばしてください。www

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花遊悠さん
ありがとうございます。
いえ、いえ、人様に語れる程のこともなく・・・海賊の島で・・・www
歴史的にはそちらこそ宝の山。あちこち歩かれるのも楽しみなことと思います。

10月に花遊悠さんのお近く?に住む青年が結婚することとなり、
体調が良ければ久しぶりにそちらに行くことになりそうです。
行けたら、あちこち歩き回ってUPしようかななんて思っています。ww
  1. 2012/07/12(木) 22:44:01 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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