まほろばの島詩

50年ぶりに帰ってきた故郷の風景写真

鎌倉散歩  《浄智寺》

東慶寺を出て、次に向かったところは【浄智寺】でした" target="_blank" title="「浄智寺」"> 「浄智寺」 でした。
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東慶寺境内に移築された裏千家の茶室 「寒雲亭」 の前に咲く千草の前を通り、
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 《 秋なれば女郎花など欲しからむ縁切寺とあれば尚更 》  旧友鳥羽省三さんへの和賛です。www


高い階段を下り切り、茶屋の方を覗くと尾花が揺れていました。やはりこの時節無くてはならぬ花です。
侵略者「アキノキリンソウ」になぞ負けるでないぞ!とついつい身びいきしてしまいます。
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これまた省三さんの《 秋なれば薄穂波も宜しきに酔芙蓉のみ艶やかに咲く 》 に応えてのです。ww


浄智寺に向かう途中の路地にある「雪堂美術館」で、
書家小野田雪堂氏による『「金子みすずの世界と山頭火の世界」』展を開催していたので入ってみました。
裏庭にある庭園を眺めながらお抹茶を頂き、ゆったりとした心地よい一時を過ごしました。
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 鎌倉に多く見られる丘陵山腹を穿って造られている 《やぐら》 の中の灯りは館内の様子が映っているのです。


美術館を出て、建長寺方面に歩くと直ぐに「浄智寺」入り口に着きます。
山門の扁額には「近所在宝」と書かれています。宝物(幸せ)は近くにあるぞ・・・
《仏心は己にあり》との教えでしょうか。
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歴史を感じる鎌倉石で造られた階段を行くと、
DSC03787 (443x600)


すぐに楼門が見えてきます。逆行の薄が光っていました。
DSC03816 (600x450)
■ 「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花」
皆さん良くご存知のこの歌は『万葉集』の中にある、奈良時代初期の歌人・山上憶良の作ったものです。


手をかざし、楼門の扁額をよく見ると、《山居幽勝》と書かれています。
「安禅必ずしも山水を須(もち)いず 心頭滅却すれば火もまた涼し」
ここは、織田信長勢に焼き討ちされ燃え盛る楼門の中で僧・快川が焼死した故事を思い起こさせる雰囲気があります。
DSC03817 (600x492)


「な、ここは良い処じゃろう。何事も気の持ちようじゃ。」とにこにこしながら老師が歩いて居られる様な気がしました。
が、・・・先ほどの山門前には「山門不幸」の高札がありました。
DSC03818 (600x495) (2)


少々疲れました故、本日ここ迄。 (バシッ!先程《気の持ちよう》と言ったではないか
はい、それはそれ。お悟りになられたお方の言葉で、爺は凡夫ゆえ、これにて失礼します。
それでは、又。お元気で。

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  1. 2012/10/10(水) 09:22:27|
  2. 鎌倉
  3. | コメント:8
<<鎌倉散歩  浄智寺~佐助 | ホーム | 鎌倉散歩  《 東慶寺 ② 》>>

コメント

>にこにこしながら老師が歩いて居られる様な気がしました・・・
ってそれ老師の幽霊じゃぁ~???
「山門不幸」って確か一般の「忌中」と同じだと思って居ましたが・・・
  1. 2012/10/10(水) 12:41:27 |
  2. URL |
  3. @我楽多 #kTvoSsVA
  4. [ 編集 ]

今日は、良い雰囲気のすすきの写真が多く見られました。
逆行の中で穂先を揃えて光るすすきの写真はすてきです。
「風ふけば草ふし 水到れば溝なる」 すすきも風が吹けば逆らわず、一定方向になびき、水は流れて溝が出来一定方向にながれる。
北さんの生き方じゃないですか。
その快川紹喜のいう「心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」
禅を組むのに静かな場所や深山幽谷はいらない。
どんな環境や条件でも受け入れると言う事は、たとえば病気になったら、病床を修行の場所とするということですよね。
本日の浄智寺と添付された文章からは、なにか北さんの毅然とした生き方が感じられました。
  1. 2012/10/10(水) 20:46:34 |
  2. URL |
  3. ふうちゃん #-
  4. [ 編集 ]

我楽多写楽さん
ありがとうございます。
》「山門不幸」って確か一般の「忌中」と同じだと思って居ましたが・・・
そうですね。今年のお盆の8月12日前住職さんが亡くなられました。
もう直ぐ、一般の《本葬》にあたる《真葬》があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふうちゃん
ありがとうございます。
逆光に輝く薄、きれいですよね。僕も大好きです。
www、僕は生き方にもそんな格好良い哲学は持っていませんよ。
深山幽谷で自分を見つめる・・なんて気取ったことなど言っていられません。
三日もそんなところで座していたら、人恋しくなって泣いてしまいます。www
あるがままを素直に受け入れてのドタバタ人生が向いています。www

《山あれば山 を観る  雨の日は雨を聴く  春夏秋冬  あしたもよろし ゆふべもよろし》
山頭火 ...好きだな~。


  1. 2012/10/10(水) 21:24:06 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

「鎌倉散歩《浄智寺》」に和す

〇  咲き揃ふ尾花みそはぎ女郎花山門不孝をものともせずに
〇  山門の不孝も一個の景色にてシャッターチャンスを北さん逃さず
〇  鐘楼に山居幽勝と書かれたり書家・丈山の扁額ならむ
〇  あんびんは必ずしも餡子を須ひず心頭滅却すれば塩また甘し
〇  凡夫ゆへ爺は必ず洒落を云ふ北さん仏心なんでも容るる
  1. 2012/10/11(木) 00:41:06 |
  2. URL |
  3. 鳥羽省三 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

こんにちは

北さんの写真と説明で
鎌倉の秋を楽しませていただいています

お寺とススキが こんなに似合うと思いませんでした
素敵な写真でのご紹介 ありがとうございます
お疲れの無いように のんびりやってくださいね^^
  1. 2012/10/11(木) 12:55:49 |
  2. URL |
  3. ユウスケ #ZvWJaGwQ
  4. [ 編集 ]

鳥羽省三さん
ありがとうございます。
今日は又気味悪い程の好好爺風の歌。いよいよ年老いて元気をなくしましたかな?
〇 摩訶不思議悪代官も備前屋も省三さんまで竿を置いたね
※作中の悪代官や備前屋とは「臆病なビーズ刺繍」に歌われたお人です。www
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ユウスケさん
ありがとうございます。
お寺とススキはどうしても子どもの頃からの怖いイメージがありまして・・・wwww
そんな訳で、逆光の明るいススキにしました。www

無理をせず怠けず、そしてちょっとだけ頑張る。
そんな感じでやってみようかなと・・・思っています。
  1. 2012/10/11(木) 22:29:33 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

お礼参り

北さん  様

 「今日は又気味悪い程の好好爺風の歌。いよいよ年老いて元気をなくしましたかな?」とのご説、一応は尤もかとも存じますが、貴殿に於かれましては「山門の不孝も一個の景色にてシャッターチャンスを北さん逃さず」という一首を、如何なる意味にご解釈なさいましたか?
 「山門不孝」をも絶好のシャッターチャンスとして捉えて写すのは、「シリア紛争の惨状」を報道せんとして我が身を犠牲にした女性記者の場合とは、よほど趣きが異なりますよ!
 東慶寺の御住職から「山門内立ち入り禁止」の処分を喰らったりはしませんか?    鳥羽省三
  1. 2012/10/12(金) 10:15:01 |
  2. URL |
  3. 鳥羽省三 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

鳥羽省三さん
ありがとうございます。
《山門不幸》の高札を見た時、カメラを向けるべきか悩んだ。
が、もとより《死》は忌み嫌うものではないもの。
冥福を祈り敬意を表しながら、その時ばかりは目を瞑ってシャッターを押した。
その時の自分の気持ちを、本文に
》「な、ここは良い処じゃろう。何事も気の持ちようじゃ。」
と、にこにこしながら老師が歩いて居られる様な気がしました。

この二行でその時の僕の気持ちを説明したつもりでしたが・・・。

》一個の景色にてシャッターチャンスを逃さず

「これは絶好のチャンス・・そんな軽々しい受け狙いのパホーマンスでシャッターを切ったのではないよ。
僕の気持ちを読み取ってくれないなんて、いつも深い読みをする君らしくないなあ。随分耄碌したなぁ。」
と解釈した訳。
それで「摩訶不思議・・・鋭さ捨てた好々爺・・」と。



  1. 2012/10/12(金) 21:21:39 |
  2. URL |
  3. 北さん #-
  4. [ 編集 ]

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Author:喜多さん
瀬戸内海と東京湾、二つの故郷を行ったり来たりの根無し草。
瀬戸内の小さな島や三浦半島の風景、生活等を中心に描いています。
又、折々に咲く身近な草花や、旅先で出合った風景等も織り交ぜながら、好き勝手な事を綴っています。

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